2013年01月19日

日本人ビジネスマンの睡眠時間は、年々減ってきている〜人に与えられた「自由時間」は、2時間しかないという考えがあります

choujikansuimin.JPG

日本人ビジネスマンの睡眠時間は、この30年間で30分減っています。
1976年には8時間01分でしたが、2006年には7時間26分です。
現在、働き盛りである40代男性の4割は、6時間未満しか寝ていないそうです。
このように、日本人の睡眠時間は、年々短くなっています(雑誌PRESIDENTより)。


アメリカの実験にて、「長時間睡眠をとったほうが、脳のポテンシャルが上がる」ことが分かりました。
大学のバスケットボール選手に、いつもより110分長い10時間睡眠を指導しました。
2ヶ月後、フリースローの成功率が9%、スリーポイントシュートの成功率が9.2%アップしました。
同じトレーニングでも、睡眠時間を長くとった方が、10%程パフォーマンスがアップしたのです。


睡眠は量より質と言われています。
質も大切ですが、それだけでは補えない脳本来の潜在的な能力を引き出すのに量が必要なのです。
実験はスポーツでしたが、長時間睡眠は仕事の生産性もアップさせるのではないかと言われています。


睡眠は、脳細胞が修復され、脳の活動に必要な脳内物質の再合成が行われます。
脳の力の基礎固めの大事な時間です。


睡眠中は、記憶の固定化を行なっているそうです。
記憶をするなら、寝る前の2〜3時間がゴールデンタイム。
この時間に資格や語学の勉強をすると効率が良いのです。


また、アイディアが沸かないときは、一旦あきらめて寝てしまう方が良いそうです。
睡眠時間と勉強時間の比率において、勉強時間より睡眠時間の比率を高めた人の方が、一番成績が良かった実験結果もあります。
まるで寝ている間に、脳が問題を解いてくれているみたいですね。


寝る前、明日にやることをメモする習慣をつけてみましょう。
睡眠中に無意識に情報が整理され、斬新な企画や問題も解決方法がひらめく事が期待出来ます。


※※※


私は平日、睡眠時間は約6時間です。
しかし休日は、余裕で12時間睡眠が出来ます。
夜0時に寝ると、起きるのは翌日の正午になってしまいます。
用事がある時は、夜9時頃に寝て、起きる時間を早くするようにしています。
半日寝たその日の夜は、普通に寝る事が出来ます。
自分でも滅茶苦茶だと思っていますが、この長時間睡眠も、何かしら役に立っているのかもしれませんね。


1日は24時間あります。
誰もが等しく与えられています。
しかし、人に与えられた「自由時間」は、2時間しかないという考えがあります(「結果を出す人」の手帳の秘密/著・美崎栄一郎より)。


・睡眠(8h)+朝食・身支度(1h)+通勤時間(3h)+勤務時間(8h)+風呂・食事(2h)=22h


上記から、残った時間は2時間です。
睡眠時間や通勤時間を減らす事が出来る人もいるでしょう。
反対に、勤務時間はもっと長い人も多いことでしょう。
内訳の比率は変わるものの、自由時間となると、意外とみんな変わらないように思います。
あなたは、この2時間をどう活用していますか?


成果を生んでいる人は、何かを継続して行っているそうです。
自由な限られた時間は、目的意識のある、やりたいことを継続して費やしています。
価値基準を「自分のやりたいこと」に置くと、やりたいことにブレが無くなり、時間を無駄にしなくなります。


今回、睡眠時間の事を取り上げたのは、睡眠をたっぷり取ろうよと言いたいからではありません。
日々の「時間」に対して、意識をもって捉えて欲しいと思ったのです。


神ナナは、一つの記事を書くのに、大体2時間を費やします。
自由時間をフルに使いきっていることになりますね。
けれど、「自由時間」を「無駄時間」にはしていないと思っています。
10年以上やっているので、自分なりに意味のある時間の費やし方だと捉えています。


限られた時間を意味ある費やし方にしてみては、いかがでしょうか。

Posted by kanzaki at 2013年01月19日 23:55