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新聞には、読者投稿欄というものがあります。
最近、はっとさせられる文章というのは、往々にして素人さんの書いたものです。
投稿者は、小学校5年生の女の子でした。
同級生たちの間で、13個の合言葉があるそうです。
その中で彼女が一番心に残っている合言葉が「イナズマ」だそうです。
この合言葉を作ったきっかけは、テレビ番組です。
テレビで紹介していたのは、料理店の皿洗いをしている人です。
お店でいつも頑張って働いていました。
ある日の事。
その人が、買い物を頼まれました。
言われたとおり、頼まれたものを走って買ってきました。
それを見て、他の従業員達は驚きました。
物凄く、速かったからです。
速いと言っても、ただ速いだけではありません。
みんなの予想を上回る速さだったのです。
相手の予想を上回る動き。
これが、「イナズマ」なのです。
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彼女たち5年生は、このテレビを全員で観ていました。
それ以来、なんでもイナズマでやってみたそうです。
学校で掃除をイナズマでやってみました。
すると、掃除場所の先生に褒められたそうです。
彼女は、掃除をしに行くのが遅かったので、早く行くように心がけました。
すると、先生は「一番乗りだね。凄いね」と褒めてくれました。
イナズマで何かをするのは大変です。
けれど、イナズマでやると、良い事がたくさんあります。
これからも、イナズマで頑張りたいと思ったそうです。
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なんでも、テキパキと素早く行動する事を子供たちは「イナズマ」と表現しました。
いいですね。
文字そのものに、行動の勢いが感じられます。
素早くしようとするには、自発的・積極的な姿勢が必要です。
大人でも重い腰を起こすのに躊躇します。
たとえ、それが大切なことであってもです。
子供たちは、自ら行動を起こしました。
何事にも奮起し、前へ進む力を幼少時代に身につけたのです。
きっと、良い将来が待っていることでしょうね。
われわれ大人も、子供たちに笑われないように、イナズマで行動してみましょうよ。
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