2013年02月25日

「社会不安障害(あがり症、SAD)」とは?〜うつ病と違い認知行動療法は保険適用外


(社会不安障害(あがり症) - YouTube)


「社交不安障害」とは、よく知らない人たちに注視されるような状況に恐怖を感じる不安障害のひとつです。
英語で「Social Anxiety Disorder」。
略して「SAD(エス・エー・ディー)」と言います。
(雑誌PRESIDENTより)


症状としては、声や手足が震えたり、発汗や赤面、何を話したらいいか分からなくなる等です。
10代半ばから20代前半で発症します。
会社ですと、昇進や異動に伴う人間関係の大きな変化により発症します。
上司に「プレゼンで声が震えていたね」と指摘されたことで目覚め、それから気にし始めてしまう人もいます。
アメリカでは、国民の約10〜15%が患っているそうです。


厄介なのは、自分の症状を医者にも隠そうとしてしまう事です。
うつ状態になって診療を行っても、社会不安障害の症状に関して話そうとせず、医者も気づかないことがあります。


治療は投薬より、認知行動療法が有効です。
認知行動療法とは、考え方や行動パターンを修正し、気持ちを楽にする精神療法です。
困ったことに、うつ病と違って、不安障害に対する認知行動療法は保険適用外なのです。


●社交不安障害 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A4%BE%E4%BA%A4%E4%B8%8D%E5%AE%89%E9%9A%9C%E5%AE%B3

社交不安障害(しゃこうふあんしょうがい、Social Anxiety Disorder、SAD)とは、「社交場面」でネガティブ(否定的)な評価を受けたり、他人に辱められる事に対する強い不安を主な症状とする精神疾患。日本では英語名の「Social Anxiety Disorder」を直訳した「社会不安障害」と呼ばれていたが、「社会不安」という言葉には誤解も多いことから、2008年に日本精神神経学会において、より実態に近い表現の「社交不安障害」という名称に変更された。


●「引っ込み思案の目立ちたがり屋」が 陥りやすい“社会不安障害”の苦しみ|「引きこもり」するオトナたち|ダイヤモンド・オンライン
http://diamond.jp/articles/-/2374


●SAD(Social Anxiety Disorder) NET
http://www.sad-net.jp/


●社会不安障害(SAD)情報館
http://www.sad-info.net/


※※※


「うつ病」と「怠け者」は違います。
うつ病に対し、社会認識が広くされるようになってきましたよね。
昔は、周りへの理解が大変だったと思います。
症状を言葉にして表現すれば、同じようになってしまいますから。


「社交不安障害」と「シャイ」も違います。
けれど社交不安障害は、うつ病ほど認識されていないので、本人の性格によるものだと捉えられてしまいます。


正直、私はこの言葉を知りませんでした。
認識が薄いので、この病気で通院しようと思う人は少ないかもしれませんね。
ちなみに、うつ病患者は日本で400万〜800万人いるそうですが、病院へ行くのは100万人に過ぎません。
うつ病でこれですから、社交不安障害はもっと少ないのではないでしょうか。


最近、うつ病は運動で治るという研究結果報告が多数出てきているそうです。
片方の患者群に抗うつ剤、もう片方の患者群には週3回、45分間くらいのジョギングをさせました。
3ヶ月後、どちらの群も、同じだけうつ病が改善したそうです。


しかも運動の種類は、有酸素運動でも無酸素運動でもいいのです。
筋トレでも何でもいい。
運動が苦手な人には、例えば、毎日スクワット3回をしてもらうような処方箋もあり、これが効果てきめんだったりします。


いろんなサイトを調べてみましたが、社会不安障害にも運動が効果的なようです。
体を動かして脳を刺激することで、脳の前頭野というところの機能が高まり、メンタル強化ができます。


●運動の工夫-自分でできるメンタル強化法 l 社会不安障害(SAD)情報館
http://www.sad-info.net/mental2.html


そういや私自身、ジョギングや自転車を始めてから、ストレス性胃潰瘍の類を煩わなくなりました(ピロリ菌除去をしたおかげもありますが)。
でも、同じ環境なのに、以前とは思考が変わったような気がします。
楽観思考になったわけじゃない。
どちらかと言うと、他人の顔色を見て生きるのをやめ、ストイックになったからかも。

Posted by kanzaki at 2013年02月25日 22:41