2013年03月13日

お金をいくらまでなら貸すことができますか?〜もう、見栄を張る時代ではない

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「あなたは、お金をいくらまでなら貸すことができますか?」


日経のアンケートによりますと、「5000円以上1万円未満」の回答が一番多かったです(19%)。
これは、あくまでも「貸す」と決めた場合です。


34%の人は、「友人や知人にはお金は貸さない」でした。
借りた人との関係が悪くなるのが嫌だからです。


貸さない・・・34%
1000円未満・・・12%
1000円〜3000円・・・10%
3000円〜5000円・・・9%
5000円〜10000円・・・19%
10000円〜30000円・・・9%
30000円以上・・・7%


この調査対象は、全国の成人既婚男女(男女半々)です。
結婚しているので、やはり家庭の財政を考えると、財布の紐はかたいようです。
でも、これが当たり前だと思うし、常識的な結果で安心しました。


アンケートの回答に、「貸すときは返ってこないと思って貸す」というのがありましたが、正に同感です。
戻ってきたら儲けものぐらいが、自分の心を穏やかにする秘訣だと思います。



【お金持ちの性格と能力】


「お金持ち」と「普通の人」。
どちらも生きていくのにお金が必要です。


「お金がいままでの10倍速く貯まる法」の午堂登紀雄さん曰く、お金持ちは「投資」、普通の人は「消費」にお金を使うそうです。


お金持ちは、お金を使うべき時には惜しみなく使い、反対に、無駄な事には一切使いません。
お店に入って、その時の感情の流れで買ってしまうということが無いそうです。


また、これから10年で年収が上がる人は、「希少性、独自性のあるアウトプット」が出来る人だとの事。


つまり「差別化」。
専門分野を誰も真似ができないぐらいに極めるのです。
そういうことで「自己投資」をすることが、年収増につながるそうです。



【見栄を張らないのが一番】


「自腹・覆面取材」を貫くフードライター・友里征耶さん。
良い飲食店の条件として幾つかあげています。


その中に、「むやみに拡大経営しない」というのがありました。
見栄を張らないのです。
正直であるのが一番。
利益を取るか、質のキープを取るかは、経営者の「性格」が左右します。
その辺は、消費者も見抜き始めていますよね。


久繁哲之介さんの「地域再生の罠 なぜ市民と地方は豊かになれないのか?」によりますと、消費者は飲食店もノーブランドを好むそうです。
飲食店がブランド化されると敷居と価格の両方が高くなり、日常的には利用しにくくなるからです。
消費者も見栄を張らないのです。


もし、観光客に飲食店を利用してもらうなら、スローフード飲食店として、まずは地元市民に愛用してもらい、その評判を個人観光客へ広げるのが良いそうです。


たまには豪華だったり、お洒落なお店も良いのですが、それはある意味、非日常を楽しむ場合だけです。
日々、お金を湯水のごとく浪費する必要はありません。



【誰に悩みを相談するか】


冒頭のお金を借りる時もそうですが、仕事やプライベートなど、なにかしら相談をしたいときがあります。
その相手を選ぶのはとても大切なことだと、やはり日経に書かれていました。


職場での仕事上の相談は、プライベートと大きく異なり、自分の好きな人というわけにはいきません。


その仕事を指示した人にしましょう。
またはプロジェクトチームの場合、同じ目的に向かって情報を共有している上司や先輩などです。
内容を理解し、責任がとれる相手であることが必須条件です。


相談する相手をよく考えましょう。
相手を間違えたら、いくら考えても間違った答えしか出ません。
責任がない相手に相談してもダメなのです。



「お金は天下の回りもの」と言いますが、どうやら私の周辺では回っていないようですorz
けれどおかげで、変な見栄は張らなくてすむようになりました。


マイカーを捨てたのも、変な見栄が無かったからです(中古屋への引き取りも嫌だから、本当にスクラップした)。
おかげで、クルマの購入費や維持費などにお金を費やさなくてすみ、生活が楽になりました。


お金が自分のところへ回ってこないのなら、身の丈にあった生活の中で、最大限に将来へ繋がる自己投資をするまでです。

Posted by kanzaki at 2013年03月13日 22:58