(ビッグデータ時代のビジネス変革 - 情報分析による"実行"こそが競争力に - YouTube)
今、「データサイエンティスト」のニーズが高まっているそうです。
今後10年「食える仕事」ナンバーワンです(雑誌PRESIDENTより)。
データサイエンティストとは、企業内外を取り巻く大量のデータを分析し、そこからビジネス的価値を生み出す役割を担う専門職種のことです。
数理科学・数理工学を修得したうえで、並列計算プログラミングを含めた高い計算能力と、現場におけるデータ収集など、ビジネススキルを併せ持った人材です。
2009年、グーグルのチーフ・エコノミストであるハル・バリアンは、「今後10年間で最もセクシーな仕事は統計学者である」と語り話題になりました。
ハーバード・ビジネス・スクールのトーマス・ダベンポートは、「データ・サイエンティストとは、高度な数学的素養を持ち、プログラミングに長けていて、好奇心旺盛で企業の経営にも興味を持つ、スーパースターである」と語っています。
データサイエンティストは、ある意味、「マルチタレント」。
その活躍の場は、IT企業だけではありません。
農業や漁業も、データサイエンティストの分析・予測技術を活用すれば、付加価値の高い物品を生み出すことができます。
世界的に問題になっているのが、データサイエンティストの不足です。
アメリカだけでも、2018年にはデータサイエンティストの不足は14万〜19万人です。
先進国はこぞって、データサイエンティストの育成を始めています。
●(例)データサイエンティスト育成トレーニングについて
http://japan.emc.com/microsites/bigdata/why-big-data-datascientist.htm
2004年〜2008年の5年間で、データサイエンティストが減少しているのは、主要国では日本だけです。
若年層人口が急減しているとはいえ、グローバル競争を考えると心配です。
日本は統計学後進国。
2008年の調査で、統計学スキルのある大学卒業生数は、アメリカは25000人近くいますし、中国も20000万人弱います。
しかし、日本は5000人もいません。
日本の大学には統計専門の学部がなく、数理統計をやるプロフェッショナルが大学から出てくることは少ないのです。
日本企業では、「アナリティクスはタダだ」「外注すれば簡単」といった企業上層部の意識改革が必要です。
大量のビッグデータに囲まれている現代。
目の前にある「無数の現実」から「真理・真実」を導き出す力が必要なんでしょうね。
●データ・サイエンティストに学ぶ「分析力」 ビッグデータからビジネス・チャンスをつかむ [SEXY LITTLE NUMBER:著者ディミトリ・マークス]
http://amazon.jp/dp/4822249476
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
31 |