2013年04月01日

率先垂範(そっせんすいはん)とは?〜新入社員を迎え入れる先輩社員へ

「率先垂範(そっせんすいはん)」という言葉があります。
(新潟経済社会リサーチセンター月報より)


「率先」は、人の先に立つこと。
「垂範」は、模範を示すこと。
つまり、率先垂範とは、人の先に立って自ら模範を示すという意味です。


率先は「史記」、垂範は「宋書」に出てくる言葉です。
共に、紀元前の古代中国の歴史書を語源とします。



リーダーシップ(指導者たる地位)に立つ条件として、率先垂範の精神を重視する経営者やリーダーが多くいます。


連合艦隊司令長官・山本五十六
「やってみせ、言ってきかせて、させてみて、ほめてやらねば人は動かじ」


松下幸之助
「誰よりも早く起き、誰よりも遅くまで働く。経営者自身が身をもって示すことが第一」


織田信長も、大将自ら先陣を切って戦場へ赴きました。



口で言うだけでは誰もついてきません。
リーダー自身が行動するのが大切。


しかし、何でもやり過ぎると部下が育ちません。
これみよがしにやると、かえって嫌われてしまうこともあります。


部下やチームメイトとコミュニケーションが取れてこそ、率先垂範が効果を発揮します。


※※※


4月になりました。
私は歩いて通勤しています。
いつもと同じ道を同じ時間に歩いています。
今日、いかにも新入社員という感じの人を何人か見かけました。


彼らは新入社員であると同時に、社会人1年生でもあります。
まだ右も左も分からないのは当たり前。
リーダーに限らず、身近な先輩社員が手ほどきをしなくてはいけませんよね。


最近は、個人の業績が、給料や人事評価に反映します。
その為、自分を抜かれると困るからと、後輩に仕事の手ほどきをしない人もいるそうです。
チームワークあっての業績向上なのにね。
ちゃんと指導をしてあげましょう。



さて、指導を受ける方も、それなりにマナーというものがあります。


コミュニケーションスクール 「とも子塾」主催・今井登茂子さんは、相談したら事後報告することが大切と語っています。


ときどき不出来を指摘されると「でも、先輩に相談して、言われた通りにやったんです」と他人のせいにする人がいます。
これは全くの見当違いです。


相談はあくまでも、困ったり迷ったりしたときの、知恵を借りたり意見やヒントをもらったりするもので、丸ごとの解答ではありません。
答えは責任を持って自分で出してください。
(新入社員といえど、いつまでもお客様ではないのです)


結果が出たら「おかげさまで無事に出来上がりました」と感謝の気持ちで「おかげさまで」と言えると、相手も「またどうぞ」と思うものです。



日経に、先輩社員から新入社員への言葉が書かれていました。


近頃は「3年3割」というほど若手はすぐ会社を辞めます。
この先輩社員は、「石の上にも三年」と言いたいそうです。
仕事がつまらない、上司と合わない・・・理由はさまざまですが、3年では失敗に学ぶ時間もありません。


昔は55歳で定年でしたが、今は65歳まで働けます。
仕事人生は長く、目的地は見えません。
だから、少しくたびれた身としては、失敗しながらも進む若手を見ると元気が出ます。
職場にいるだけでありがたいよ。


もし辞めたいと思っても、まあ落ち着いてお茶でも飲めよ。
職場へようこそ。


※※※


ps.
今朝の「ZIP!」を観ていたら、お天気お姉さんが変わっていました。
どこかで見た顔と思ったら、「天装戦隊ゴセイジャー」のゴセイイエローじゃないですか。


●にわみきほ:「ZIP!」お天気キャスターに抜てき モデルならでは「洋服のアドバイスも」− 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/mantan/news/20130331dyo00m200041000c.html


先週でガッチャマンが終わって残念に思っていたら、来週から新コーナーがスタートですよ!


(マジンガーZIP アシュラです!男爵です! 明日からの予告です! - YouTube)

健とカッツェ様の声と同じじゃねえか!!(笑)

Posted by kanzaki at 2013年04月01日 22:57