2013年05月25日

セブンイレブンのセルフ式ドリップコーヒー「SEVEN CAFÉ(セブンカフェ)」が好調です〜累計販売数5000万杯。目標の4割増

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(最初、使い方が分からなくて店員さんに教えてもらいました。カップを入れてボタンを1個押すだけです)

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(本体を開けるとこんな感じ。下の空間には、白濁色の箱がセットされ、使用済みのカス等を受けるようだ。ペーパーフィルターはトイレットペーパーみたいな感じですね)

コンビニエンスストア「セブンイレブン」では、セルフ式のドリップコーヒー「SEVEN CAFÉ(セブンカフェ)」を販売しています。


2013年1月から、オリジナル専用機器を順次導入し、現在約8500店にて販売しています。
累計販売数が、5000万杯を突破したそうです。


初年度の年間販売目標は、3億杯(1日1店舗あたり60杯)を見込んでいました。
現在、目標の約4割増(1日1店舗あたり83杯)で推移しています。
そのため目標を4億5千万杯に上方修正しました。
金額で言いますと、当初計画の4割増の450億〜480億円を見込んでいます。

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ホットコーヒーR 100 円  アイスコーヒーR 100 円
ホットコーヒーL 150 円  アイスコーヒーL 180 円

<特徴>
・ウォッシュドハイグレードアラビカ豆100%使用
・こだわりのダブル焙煎
・1 杯ごとにペーパードリップ
・チルド配送(コーヒー豆)
・軟水で抽出
・挽きたて淹れたての香りとコク・美味しさを追求


専用サーバーからミルクまで、佐藤可士和(さとう かしわ)さんがプロデュースしました。
佐藤さんは単に味だけではなく、くつろぎやゆったりした時間というものをコーヒーに注ぎました。
店舗でコーヒーを淹れる瞬間から、家や会社で飲む時までの毎日の時間が、豊かでホッと安らぐひとときとなって欲しいという願いが込められています。
なんとなく、商品からそういう感じを受けるのは事実です。


●佐藤可士和 公式ウェブサイト(FLASH画面のうざさに注意)
http://kashiwasato.com/


私の場合、朝にこのコーヒー(Lサイズ)を買うことが多いです。
味は、ペーパードリップされたコーヒーそのもの。
とてもさらっとしたシンプルな感じなので、朝にちょうどいい。
スタバのような泡々で、こってり甘々なコーヒーではありません。
スタバのようなコーヒーが好きな人には物足りないかも。
ただ、スタバの料金で、コーヒーとスイーツを買っても、まだ安いのは強みです。
イートインコーナーが無い店舗が殆どですので、大抵はクルマの中で飲むのでしょうかね。
値段的にもローソンより安く、毎日買えるなあと思わせる料金設定です。


こういったセルフ式のドリップコーヒーの機械は、豆の酸化対策が重要です。
どんなに良い豆でも、酸化すると、コーヒーはすっぱくなり、胃がもたれます。
いまのところセブンイレブンのコーヒーで、そういった事はありません。


また、買ってすぐ飲んでも、やけどしない絶妙な温度設定が一番感心しました。
缶コーヒーは、缶は高熱でも、中身がぬるいという事がありますが、このコーヒーにはありません。



【豆の調達体制を強化】


セブンイレブンの入れたてコーヒー「SEVEN CAFÉ(セブンカフェ)」は、利用者がレジカウンターでカップを購入します。
私の近所では、ホット用のカップは店員に出してもらい、アイスコーヒー用の氷の入ったカップはアイス売り場にあります。


料金を支払ったあと、カウンターに置いてある抽出機械にて、自分で入れるセルフ式です。
本格的なドリップコーヒーをレギュラーサイズ(150ml)100円で提供しています。
現在は6割弱にあたる約8500店で扱い、8月末までに約1万5000店全てに導入する計画です。


コンビニは住宅街にも店舗展開しているので、このコーヒーは30〜50代の主婦やシニアといった新しい客層の拡大を牽引しています。
マフィンやスイーツといった相性の良い食品とともに売れ行きは好調です。


日経によりますと、販売が好調な為、販売目標の引き上げに合わせ、原料のコーヒー豆の調達手段も拡充します。
今まで、ブラジル産やグアテマラ産などを三井物産から仕入れていましたが、今夏にも調達先に丸紅が加わります。


丸紅は食料分野に強く、産地の開拓に定評があります。
これにより、天候などに左右されにくい安定調達を目指します。


調達した豆は、味の素ゼネラルフーズ(AGF)が焙煎しています。
AGFは数億円を投じて、群馬県内の工場のラインを増強し、6月からセブン向け供給量を現在の2倍に増やします。


今夏以降、セブンはUCCにも焙煎を委託します。
主に東日本はAGF、西日本はUCCという体制にします。


●セブンカフェを生み出すプレーヤー

・三井物産(コーヒー豆調達)
・AGF味の素ゼネラルフーズ、UCC上島珈琲(コーヒー豆焙煎)
・小久保製氷冷蔵(アイスコーヒー用製氷)
・富士電機(コーヒーマシン製作)
・東罐興業(紙コップ製作)
・佐藤可士和(ブランドマネジメント)

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※※※


下手にネット通販や家電量販店にて、似たようなコーヒーメーカーを購入すると、本体値段が高いです。
しかも、長続きしない。
多くの原因が、本体の清掃です。
水の石灰質やカルキが付着するので、定期的に除石灰が必要です。
また、豆のカスを掃除しなければいけない。
メンテを考えると、近所のコンビニで買うのが楽です。


各コンビニで、セブン同様のサービスが始まっています。
コンビニの頭打ち感をどのように打破できるかが楽しみです。
現在、値段と販売網で、セブンが一歩リードしていますね。


※※※


風邪はまだ治っていません。
医者からもらった大量の薬を飲むと、眠さというより、意識が朦朧としますよ。


病院に置いてあったビッグコミックスピリッツにて、「さすらいアフロ田中」の最終回を読みました。
これでもう、読むマンガもなくなりました。
深夜アニメを見てれば十分かな。

Posted by kanzaki at 2013年05月25日 13:56