2013年10月01日

「身だしなみ」と「おしゃれ」の違い

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「身だしなみ」と「おしゃれ」の違いは?


この質問に、現代礼法研究所 代表 岩下宣子さんが答えています。


「身だしなみ」:人を不愉快な思いをさせないこと。好感を持ってもらうためにすること。


「おしゃれ」:自分のため、自分のためにすること。


会社で働く時は、服装が第一印象になるので、身だしなみを整えます。
ビジネスの服装の三原則は、「清潔」「上品」「控えめ」です。


毎日、清潔なものを身につけると、笑顔が違います。
自分の心を整える上でも大切です。



【男性のビジネスの服装】


ワイシャツは、上着を着るために身につける下着です。
下着の見える部分を少なくする為、スーツの上着のボタンをはめます。


男性の上着ボタンは、下のボタンを外すルールになっています。
その為、三つボタンスーツの場合、上と2番目か、真ん中一つだけボタンをはめます。
二つボタンスーツならば、上のボタンだけはめます。


ベストも同じルールです。
また、ベストを着ている時は、上着ボタンははめなくて良いです。


下ボタンをはめないのは、男性は年齢を重ねてくるとお腹が出てくる為・・・らしいです。



スーツの袖口から見えるワイシャツは、1〜1.5センチです。
袖口から全く見えないのも、見えすぎるのもおかしいです。


ネクタイの長さは、ベルトより少し下ぐらいまでにします。


帰宅後、スーツは毎日、ブラシをかけましょう。
ブラシをかけると汚れが取れますし、ボタンのほつれなども見つける事ができます。


※※※


「お・も・て・な・し」をするには、最低限の「み・だ・し・な・み」が必要だと思います。


男性は45歳を過ぎると、おしゃれに拘らなくなると聞きます。
けれど身だしなみは、きちんとします。
さまざまな場へ出ることが多くなり、身だしなみをせざるを得ないからです。
「女性の視線」はどうでもよいのですが、「場所」と「立場」を考えると、身だしなみは大切です。


高級なスーツなどを身につけると、確かにその人をグレードアップさせると思います。
けれど、日々のメンテナンスが出来ない人は、すぐに痛めてボロボロにしてしまいます。
かえって、みすぼらしくなります。
服がかわいそう。
高級なものは、きちんと手をかけてやることで、良い品質を長い間、保つことができます。


高いものを買う資格があるのは、手入れが出来る人だと思います。
そういった事が面倒だと思う人は、安いものを短期間で着倒して、新しいものへどんどん買いかえていく方が、よほど身だしなみが良いです。


仕事が忙しいと、正直、身だしなみに気を配れなくなってしまいます。
けれど反対に考え、身だしなみを整えることで、精神を落ち着かせるというのも手かもしれませんね。

Posted by kanzaki at 2013年10月01日 23:21