「身だしなみ」と「おしゃれ」の違いは?
この質問に、現代礼法研究所 代表 岩下宣子さんが答えています。
「身だしなみ」:人を不愉快な思いをさせないこと。好感を持ってもらうためにすること。
「おしゃれ」:自分のため、自分のためにすること。
会社で働く時は、服装が第一印象になるので、身だしなみを整えます。
ビジネスの服装の三原則は、「清潔」「上品」「控えめ」です。
毎日、清潔なものを身につけると、笑顔が違います。
自分の心を整える上でも大切です。
※
【男性のビジネスの服装】
ワイシャツは、上着を着るために身につける下着です。
下着の見える部分を少なくする為、スーツの上着のボタンをはめます。
男性の上着ボタンは、下のボタンを外すルールになっています。
その為、三つボタンスーツの場合、上と2番目か、真ん中一つだけボタンをはめます。
二つボタンスーツならば、上のボタンだけはめます。
ベストも同じルールです。
また、ベストを着ている時は、上着ボタンははめなくて良いです。
下ボタンをはめないのは、男性は年齢を重ねてくるとお腹が出てくる為・・・らしいです。
※
スーツの袖口から見えるワイシャツは、1〜1.5センチです。
袖口から全く見えないのも、見えすぎるのもおかしいです。
ネクタイの長さは、ベルトより少し下ぐらいまでにします。
帰宅後、スーツは毎日、ブラシをかけましょう。
ブラシをかけると汚れが取れますし、ボタンのほつれなども見つける事ができます。
※※※
「お・も・て・な・し」をするには、最低限の「み・だ・し・な・み」が必要だと思います。
男性は45歳を過ぎると、おしゃれに拘らなくなると聞きます。
けれど身だしなみは、きちんとします。
さまざまな場へ出ることが多くなり、身だしなみをせざるを得ないからです。
「女性の視線」はどうでもよいのですが、「場所」と「立場」を考えると、身だしなみは大切です。
高級なスーツなどを身につけると、確かにその人をグレードアップさせると思います。
けれど、日々のメンテナンスが出来ない人は、すぐに痛めてボロボロにしてしまいます。
かえって、みすぼらしくなります。
服がかわいそう。
高級なものは、きちんと手をかけてやることで、良い品質を長い間、保つことができます。
高いものを買う資格があるのは、手入れが出来る人だと思います。
そういった事が面倒だと思う人は、安いものを短期間で着倒して、新しいものへどんどん買いかえていく方が、よほど身だしなみが良いです。
仕事が忙しいと、正直、身だしなみに気を配れなくなってしまいます。
けれど反対に考え、身だしなみを整えることで、精神を落ち着かせるというのも手かもしれませんね。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 |
28 | 29 | 30 | 31 |