2013年10月02日

寧静致遠(ねいせいちえん)とは?〜天才軍師・諸葛孔明の言葉

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[ボケてより]


【寧静致遠とは?】


「寧静(ねいせい)」とは、安らかで静か、平穏無事なことです。
「致遠(ちえん)」とは、遠大な境地に至ることです。


「寧静致遠(ねいせいちえん)」とは、心身の平静を保たなければ、遠大な境地に辿りつけないという意味です。


後に転じて、
「誠実にコツコツ努力を続けなければ、遠くの目的に到達することはできない」、
という意味で使われるようになりました。


(新潟経済社会リサーチセンター月報より)



【諸葛孔明の言葉】


「寧静致遠」の語源は、「三国志」に登場する天才軍師・諸葛孔明の言葉です。


孔明が書いた「戒子書(かいししょ)」。
これは、戦地で倒れた際、幼い息子に残したものです。
下記のような事が書かれています。


「君子はつねに心静かな環境で日々鍛錬を重ねなければ、遠大な事業を成し遂げることはできない」


「寧静致遠」を座右の銘にしているビジネスマンも多くいます。


※※※


日本の戦国時代の武将・武田信玄の名言に、このようなものがあります。


「一生懸命だと知恵が出る。中途半端だと愚痴が出る。いい加減だと言い訳が出る」


仕事などに対しての姿勢を簡潔にあらわしていますね。
冒頭の孔明の言葉も、取り組む姿勢を言っています。
確かに大切です。
けれど、2日、3日程度ならば出来るのですが、長期にわたってとなると、なかなか難しいものです。
4日でやめても、「3日坊主じゃなかったぞ!」と自慢できるレベルです。


実際問題、今の日本の社会で、我々のような庶民が取り組む「遠大な事業」って、どんな事なのでしょうかね。
一生懸命、長期にわたって取り組めるものって何?


正直、私には思いつきませんでした。
それに気づいた時、ぞっとしました。


日々、浪費していただけなのかもしれません。
いかんいかん。
短い人生を余暇で終わらせている場合じゃないと思いました。

Posted by kanzaki at 2013年10月02日 22:59