手紙というのは、相手を思いやる心を文章に込めたものです。
ましてや、入院している方へ送るお見舞いの手紙なら尚更です。
できれば入院先へ足を運び、お見舞いをするのが一番でしょう。
けれど、入院先が遠かったり、面会謝絶のため、お見舞いへ行くのが難しい場合もあります。
そんな時は、お見舞い品に手紙を添えて送ったりします。
さて一体、どんな内容を書けば良いのでしょうか?
病気や怪我で大変な時です。
気分が落ち込みやすい状態の時、相手の気分を害するような内容は避けたいものですよね。
日経に、気遣いが感じられる手紙のマナーが紹介されていました。
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【好ましくない内容】
まず、書くのを避けたいのは、病気の治療法についてです。
「こんな治療を試してみたら?」
「いいお薬があるらしいわよ」
このように、相手を心配するあまり伝える人がいます。
しかし、治療は医師の専門分野です。
患者本人をいたずらに不安にするだけになりかねません。
どうしても伝えたいならば、まずは家族に話してみましょう。
相手の病状を根ほり葉ほり聞くこともやめましょう。
相手に返事を書かなければと感じさせる手紙も良くありません。
休職中の、プロジェクトの進捗状況などを伝えることも、相手の心の負担になってしまいます。
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【好ましい内容】
手紙には、さりげないことを書きます。
日常の一コマを伝えることが相手の心へ届き、早く回復したいという気持ちになるのではないでしょうか。
(例)いつもあなたが通勤で使う道に沈丁花(じんちょうげ)が香っています。
先が楽しみになるようなことも適切です。
(例)会社の近くに新しいレストランができました。退院したら快気祝いをしましょう。
病状が重く、退院の見込みが当面なくても、「元気になったら○○に行きましょう」などと書くと、入院中の方も勇気づけられるのではないでしょうか。
※※※
相手を思いやる気持ちって、とても素敵ですよね。
相手の心が気持ち良くなるだけではなく、自分自身も笑顔になれます。
生きていく上で前進していく一番の原動力は、「誰かの役に立ちたい」という気持ちではないでしょうかね。
特に、それが無償の愛として最も注がれるのは、「母親の子供への愛情」だと思います。
自分の事は二の次。
子供の成長が最優先です。
自分がどんなに疲れていても、子供のために育児・家事をすることに、なんら対価を求めません。
もし求めるとすれば、子供の笑顔であり、立派に成長することでしょうか。
多分、これ以上の愛情は、地球上に無いような気がします。
私は幼い時から母子家庭で育ちました。
だから余計に、その愛情に感謝しています。
そういう環境だったからこそ、奨学金を使ってでも大学へ進学したし(600万円、きちんと返済しました)、大学卒業後に就職した会社にて、いまだに働き続けていられるのだと思います。
母の愛情にはかないませんが、それでも他人を思いやるという心を意識していれば、きっと人生は前へ進めると信じています。
その誠意は、必ず相手にも伝わるはずです。
(BSプレミアムにて毎週月曜〜土曜 午前7時15分放送中の「ちりとてちん」より。和久井映見さん演じる母親の愛情は、観ている人に感動と笑いを与えます)
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