・ラーメンと唐揚げのセットは、ダイエットの天敵です(>_<)
順天堂大学大学院・加齢制御医学講座の白澤卓二教授が、ダイエットについての新知識を解説されていました。
●順天堂大学 大学院医学研究科 加齢制御医学講座 長寿遺伝子の白澤卓二
http://www.shirasawa-acl.net/
最近のダイエットのトレンドは、「糖質オフダイエット」です。
これは、炭水化物を減らせば良いだけの単純で簡単なダイエット法です。
アトキンス博士が推奨し、アメリカで流行しました。
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炭水化物の制限は、「食欲との厳しい戦い」です。
そのため長続きしないばかりか、リバウンドしてしまえば、糖尿病や肥満などの予防を帳消しにしてしまいます。
「糖質オフダイエット」は別名「ケトン体ダイエット」とも呼ばれます。
ダイエット期間中は、糖質の代わりに「ケトン体」をエネルギー源に使います。
脂肪細胞に蓄えられている中性脂肪が分解され、肝臓でケトン体が合成されるので、ダイエット期間中は確実に脂肪が燃焼し、体重が減っていきます。
今まで、ケトン体は悪者のイメージがありました。
最近の調査で、ケトン体は酸化ストレスを減弱させるアンチエイジング効果がある「善玉物質」だと分かりました。
カロリー制限やプチ断食で、アンチエイジング効果があることが知られていましたが、それはケトン体によるものだったのです。
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ダイエットをすると、筋肉量の低下が避けられません。
これに関しては、米国陸軍省環境医学研究所のスティーブン・パシアコス博士達の研究グループが、筋肉量低下を防ぐ方法を発表しました。
ダイエット中の筋肉減少を抑えるには、推奨量の2倍のタンパク質を摂取することが必要だそうです。
推奨量のタンパク質量とは、0.8g/Kgです。
だからその倍を摂取します。
ダイエット方法として、カロリー制限と運動を21日間した際、タンパク質の摂取量を変えると、以下の結果になりました。
・タンパク質を推奨量1倍・・・減量効果が最も大きいが、減量分の58%は筋肉の減量でした。
・タンパク質を推奨量2倍・・・減量効果は1倍より若干少ないですが、筋肉減少は30%にとどまりました。つまり、70%は脂肪分の減少です。
・タンパク質を推奨量3倍・・・たくさんタンパク質を摂取したのに、減量分の36%が筋肉減少でした。
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私は、ダイエットは最新医学だと思っています。
知識の裏付けの無い無理なダイエットは、健康を害するばかりです。
もしダイエットをするなら、理論的なものを選びましょうね。
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