全国ニュースを見ますと、多くの地域で大雪となっています。
それに対して、新潟市内は、雪が全くありません。
「ちょっと寒い秋」という感じです。
とても過ごしやすい日々なので、大変ありがたいです。
けれど、関東からモノが入ってこないので、コンビニの陳列棚は空になっていました。
上記は、パンの棚です。
弁当やおにぎりの棚にも殆んど何もなく、苦肉の策として、そこへカップラーメンを陳列していました。
スーパーへ買い物に行くと、殆んどそういった現象は見られません。
モノがたくさんあります。
食べ物という大きなくくりでは同じでも、流通経路が違うと、こんなにも変わるものなんだと驚きました。
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【ダイナミックプライシングとは?】
ダイナミックプライシングとは、電力料金を地域の電力需給の状況に応じて変更するものです。
航空運賃や宿泊料ではおなじみの手法です。
最近は、電力料金への導入が検討され始めています。
2012年、北九州市にて、日本初の実証実験も始まっています。
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【料金の仕組み】
北九州市では、平成24年度から日本で初めてダイナミックプライシングの社会実証を開始しました。
(1)ベーシックプライス:
ダイナミックプライシングにおいて基本となる料金で、季節別・時間帯別に電気料金の単価を設定する、いわゆる季時別料金です。
夏季の昼間が最も高く、夜間や夏季以外の季節は安くなるように、5段階の基本料金を設定しています。
(2)リアルタイムプライス:
翌日の電力需要や再生可能エネルギーの発電量の予測を元に、系統電力の効率運転を目標に、ベーシックプライスの時間毎に係数をかけて料金を変動させます。
従って、電力需給バランスに応じて日々料金が変動します。
このリアルタイムプライスは、スマートメータ等を介して前日の午後と当日の朝に各需要家に通知します。
(3)クリティカルプライス:
何らかの原因により、当日の電力需要が予測から大きく乖離した場合に緊急的に発動する料金です。
リアルタイムプライス同様、ベーシックプライスにある係数をかけて設定します。
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毎日、料金を変えることで、人は節電するようのなるのか?
上記の実験は、それを確かめるのが趣旨です。
実験結果、この価格設定を導入したグループは、料金が高額な時間帯に外出する行動が見られました。
それにより、10〜15%の節電効果がありました。
発電・送電の分離、スマートメーターの整備、電力の地産地消化など、まだ課題は多いそうです。
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我々が電気を買う際、基本的に相手先が一つしか無いので、選択権がありません。
選択の余地が無いから、上記のような複雑な変動性を考えてしまうわけでして。
そんなのより、複数の会社で競争させた方が、よっぽど価格に変化が生まれそうです。
例えばドイツでは、「電力会社を選ぶ」ということが普通です。
複数の会社から料金プランや、発電方法によって自分の好きなものを選択が可能です。
手続きも簡単ですし、工事や特別な機器も必要ありません。
ドイツでは発電、送電、配電が分離されており、大手4社を含め900社ほどの電力会社が存在するそうです。
電力自由化が実施された国は他にもあり、日本との違いも比べるのも面白そうです。
下記をご参照ください。
●海外諸国の電気事業 − 海外電力関連情報 | 電気事業連合会
http://www.fepc.or.jp/library/kaigai/kaigai_jigyo/index.html
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