2015年04月19日

忍者は暗視能力強化のため、スルメを食べていました(タウリンの効果)

ファミコンのソフト「忍者じゃじゃ丸くん」は、発売されてから今年で30年になります(1985年11月15日リリース)。


まさか、実写映画になってしまうとは!



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忍者は、闇の中で視力をきかせる能力を強化する為、スルメや干しダコを食べていたそうです。
(食文化史研究科・永山久夫さんの解説)


スルメやタコ、ハマグリ、カキなどに豊富に含まれているのが、視力を強化するうえで役に立つ「タウリン」です。


タウリンは疲労回復にも役立ち、気力や体力を強化する作用もあり、忍者食に適しています。


肝臓の働きを強化する効果もあります。
酒の肴に、イカの刺し身やタコが喜ばれるのは、健康的にも根拠があるのです。


タウリンは目の組織にも多く、視力の強化や疲れ目の回復、目の老化防止にも役立つと考えられています。


太平洋戦争中、海軍は夜間の見張り兵に、スルメの煮出し汁(タウリン汁)を服用させ、暗視能力を高めていました。


タウリンは脳にも存在し、イライラしているときなど、脳回路に作用して過度の興奮をしずめ、頭をスッキリさせてくれる効果もあります。
脳回路の発達に欠かせない重要な物質でもあり、タウリンで脳のイライラが解消されれば、脳神経の回路の成長も促進されるのです。


若い時は肉が好きだったけれど、年をとって魚介類好きになるのは、脳細胞がタウリンを欲しがっているのかもしれません。

Posted by kanzaki at 2015年04月19日 21:06