天才は遺伝しないそうです。
たとえば、アインシュタインの息子・ハンスは工学者になりました。
人柄もよく学生たちに愛されました。
しかし、父親のような偉業を成し遂げることはありませんでした。
モーツァルトの息子・フランツは作曲家になりましたが、その作品は平凡でした。
バッハやワグナーの子孫も作曲をしていますが、天才の域には達していません。
逆に、天才は遺伝しないということは、両親がごく普通の人でも、子供が天才になる可能性はあるのです。
(茂木健一郎さんのコラムより)
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遺伝より、生活環境の方が影響ありますよね。多分。
日本の子どもの6人に1人が貧困状態というデータがあります。
いくら才能・素質があっても、それを開花・成長できる環境が無ければ難しい。
貧困は、金銭面以外にも、いろいろと子供への影響は大きいものです。
貧困までいかなくても、生活が大変なのは当たり前な世の中になってしまいました。
一人で生活するのすら、将来が不安なレベルです。
※
そもそも、「天才」というのは、どれぐらいのレベルで、誰が判断するのでしょうね。
今では、インターネットで検索すれば、いくらでも上のレベルが存在することが分かってしまいます。
それに一人の天才だけで、世の中がガラッと変わるようなことも、そうそうありませんし。
私が思う「天才」というのは、下記のような人だと思うのです。
「他者の余計な意見を一切無視して、夢中で一つのことを楽しんでいる人」
その事で、世の中を良くしようとか、認めてもらおうとか関係ありません。
どれぐらいのスキルがあるとかも関係ない。
情報過多で広く浅くな世の中では、一つのことに夢中になって楽しめる人が、一番幸せだと思うのです。
どうか若い人たちには、みんなこういう「天才」になってもらいたいです。
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