母を連れ、「梅の花」で昼めしを食べようと思って出かけました。
あいにく団体客がいる為、予約以外はお断り状態でした。
「孤独のグルメ」の主人公・井之頭五郎の言葉を借りれば、
「がーんだな・・・出鼻をくじかれた」
仕方なく、店を変えて蕎麦を食べることにしました。
●越後十日町 小嶋屋|こだわり十割|新潟県元祖へぎそばの蕎麦屋
http://www.hegisoba.co.jp/
●小嶋屋新潟店
http://www.hegisoba.co.jp/shop-info/niigata-ten.html
「孤独のグルメ」の主人公・井之頭五郎の言葉をちょっとアレンジして借りれば、
「この天ざるは正解だった」
今回は、上天ざるを頼みました。
暑い昼下がり、冷たい蕎麦はちょうどいい。
するすると喉を通ります。
この店は、布海苔(ふのり)をつなぎに使った蕎麦で、「へぎそば」と言います。
「へぎ」とは器の事。
写真のとおり、木の器です。
●へぎそばの由来
http://www.hegisoba.co.jp/product/
広辞苑で「へぎ」を調べると、木の器のことと書かれており、木を剥ぐということから来ているようです。つまり、へぎとは器のことなのです。
折を古語読みすると「へぎ」と言うようです。
しかし、たまたま「へぎそば」と言われているだけで、十日町の蕎麦は布海苔(ふのり)つなぎの蕎麦が売り物です。
当店では創業以来、親戚の南雲大工さんに、杉の木で造って頂きました。
今でこそ、木曽の方に焼き杉で作って頂き、下に簀の子(竹で作ったもの)をひいていますが、昔はそのまま「へぎ」に盛っていました。
蕎麦は一口ごとに、輪っかの状態で器に盛られています。
夜、飲みに行った後、ラーメンも良いのですが、このへぎそばを人数分頼み、巨大な木の器に運んできてもらい食べるのが粋です。
ズワイ蟹やエビ等の天ぷらも、くどくなくていい。
カニのふかふかした天ぷらは、甘みさえ感じる。
天ざるに、ご飯と惣菜が付いたものを「そば天ぷら御膳」と言います。
こちらの店の天ぷら御膳だと、天ぷら用の天つゆがついてきます。
なんで天ぷら御膳には天つゆがついて、天ざるにはつかないのだろう・・・。
最近、五月病で辛い日々。
しゃべるのも辛い。
そんな日々なのですが、食べている瞬間だけは、生きてるなあと感じさせます。
よし、現状打破のため、喰いまくろう。
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