日経新聞に「オタク世代の終活とは」という連載コラムが載っています。
書いている人は、賃貸マンションの1部屋を物置部屋にあてています。
特に書籍が多くて、中に入れない状態です。
それどころか、台所や玄関にまで本が侵食してきました。
超整理法、断捨離、捨てる技術、片付けの魔法といったものでは対処できないレベルです。
どうやって整理するか?
そこで「時間」という側面から考えました。
50歳を過ぎた人間には、情報よりも時間の方が大切だ。
そう思ったら、不思議と捨てることができたそうです。
※
コラムを書いた人は、12時間かけて書籍900冊(全体の4分の1)を整理しました。
・ビジネス書、国際関係の本は、時代環境が変わって役に立たないから、ためらわず捨てた。
・若い世代の価値観が知りたくて買った、その時々の若手作家のデビュー作も廃棄。
・同じ本の和訳数種類、英語版など、オタク世有のコンプリート癖(すべてそろえたい)をやめる。
この場合、和訳1種類のみ残した。
・雑誌はすべて廃棄。
・明らかにすぐ仕事で使う本、社会学の古典などは残す。
・作業場は、自分の書いた記事の切り抜きを捨てて捻出。
・結果、全体の4分の1にあたる900冊を整理。
そのうち廃棄が760冊、保存140冊。
これをあと何回か繰り返して、部屋をすっきりしたいそうです。
※※※
オタク世代の終活の第一ステップは、なによりモノを捨てることです。
「整理」ではありません。
「捨てる」のです。
私もオタクなので、若い頃の収集癖はひどかったです。
「35歳までに、ため込んだモノを捨てられない人は、一生捨てられない」となにかの本で読みました。
そこで30歳ぐらいから、数年にかけて捨てまくりました。
捨てるコツは、ゴミ収集日の前日夜中に実行することです。
次の日が燃えるゴミの日ならば、夜中に燃えるモノをゴミ袋に入れまくります。
作業が終わったら、即効で就寝。
翌朝、なにも考えず、ダッシュでゴミ捨て場へ持って行きます。
ゴミ袋に入れてから、数日間おいてから捨てようとするとダメ。
その間に、「これはやはり捨てないでおこう」と未練が出てきてしまいますから。
捨てまくった後、部屋の中で声を出したら、なにもないので、声が反響して驚いたことを覚えています。
モノが増えないということは、それだけ支出も少ないということ。
しかも、ローン、借金、負債なし。
その浮いたお金を投資へ充てることも可能になりました。
捨てたもので一番の大物は、マイカーです。
地方在住で手放すのは、なかなか難しいです。
幸い、生活環境のおかげで、それも可能になりました。
これの効能は、外出先で、いつでもお酒を飲みにお店に入れることですね。
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