2015年07月14日

「ギグエコノミー(gig economy)」とは?〜夢もチボーもない世の中では、働く気力だけが削ぎ落とされていく

「ギグエコノミー(gig economy)」とは、スキマ時間に単発の仕事をすることで成り立つ経済活動のことです。


今や、単発バイトも、スマートフォンを通じて瞬時に募集と応募ができる時代です。
アメリカでは、そんな隙間時間を利用した仕事で生計を立てる人が増えました。


ギグ(gig)とは、1回限りの仕事の意味。


有名な働き先は、「Uber」などの乗り合いタクシー配車サービスです。


●Uber(日本語)
https://www.uber.com/


「早朝に空港へ行くんだけど・・・」といった場合でも、スマホのアプリなどで運転手を派遣してくれます。
ドライバー側も、アメリカならば運転免許証とクルマがあれば、登録できます。
買い物帰りに、誰かを乗せてひと稼ぎができます。


他にも会社からの帰宅中に、知らない人の買い物をして届けたり、休日に便利屋をしたりする仕事などもあります。


単純な労働だけではなく、クリエイティブ系の仕事もあります。
デザイナーやデベロッパー、コピーライターの単発の仕事です。


※※※


「派遣社員」「非正規雇用」「日雇い労働」「フリーランス」、そして今回の「ギグエコノミー」。
正直、私にはそれらの明確な違いが、分からなくなってきました。
共通するのは、手厚い保障がない、不安定、将来の設計がしにくいというイメージです。


昨晩の「ビートたけしのTVタックル」では、「働いている人達に関する新しい法律」について討論していました。


雇用に関する、いろんな法律が生まれそうです。
ざっくりな印象としては、「経営者が、従業員を解雇しやすくする制度」を整備している感じでした。


反対派は「経営側には良い制度、労働者側からしたら恐怖」という意見でした。


●杉村太蔵を大竹まことが一蹴 「解決金制度」をめぐり激論を展開 - ライブドアニュース
http://news.livedoor.com/article/detail/10347397/


賛成派の両端がうるさくて、聞いているうちに、なんだか具合が悪くなってきました。
賛成派に座らせられていた人事コンサルタント・城繁幸(じょう しげゆき)さんだけが、丁寧に事実を話していて救いがありました(あんまり喋ってないけれど)。


●Joe's Labo : 13日テレビタックル出演のお知らせ
http://jyoshige.livedoor.biz/archives/8035408.html



今って、多くの人が、綱渡り状態で生活していると思うのです。
それは、他人から見たら「勝ち組」と思われる人でもそうです。


とても危険な綱の上をそれでも前へ進んでいくのは、「夢とチボー(by東京ぼん太)」があると思っているから。
もしくは、それらがあると思ってないと、やってられないから。


でも若い世代は、上の世代の生き方を見て、夢もチボーもないことを知識として知っている。
夢もチボーが無いことが、「若者の○○離れ」につながってくる。


いろんな法律ができていくけれど、私には、
「交換日記(生活記録ノート)を互いにしているのに、イジメで苦しむ生徒を理解できず、お門違いのコメントを書く先生」
にしか感じません。


※※※


新潟は、TVタックル放映の後から引き続き、「水曜どうでしょう(クラシック版)」を放送しています。
昨日は「激走24時間 闘痔の旅」、来週は「西日本完全制覇」なんていう懐かしい奴を放送。
大泉さん20代、ミスター30代。
観ていると、「あの時代は、まだ今よりよかったなあ」なんて思ったりします。

Posted by kanzaki at 2015年07月14日 23:06