2015年12月09日

三越伊勢丹の3店が、1月2日迄休業の英断〜多くのお店・会社が、正月三が日を休業できるぐらい平和な日本になりませんかね?


●百貨店の正月休みは「英断」か テナント側から労働環境改善を重視したと感謝の声 - ねとらぼ
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1512/08/news121.html


大手がこういうことに踏み切ったのは、大変すばらしいことです。


このつぶやきに、多くの人が賛同しました。
みんな、思っていることは同じなのです。



【元旦に初売りセールは、もう要らない子】


昔は正月にお店が開いていなかったから、大晦日までに食料をたくさん買い込んだものです。
おせち料理だって、お店が開いていないから数日に渡って食べる。
ある意味、「備蓄食料」でした。
ちゃんと季節感・行事感がありましたね。


昔の年末のにぎわいが懐かしいです。
今では人口の減った新潟市中心部ですが、あの頃は活気づいていたなあ。
そのにぎわいも、明るく元気で、みんなが喜ぶものでした。


今じゃ、年末年始の意味合いが薄れ、食料の買いだめが不要なぐらい、どこでもいつでも買えます。
だから、おせち料理は日持ちを気にせず、量も少なめのモノが主流になりました。
食べない人も多い。


それどころか、正月だからといって休めず、働いている人も多いです。
「正月? ナニソレオイシイノ?」状態です。



どこもかしこも365日・24時間営業状態です。
私が若いころは、デパートなどでも、確か火曜日は定休日でした。
新潟市の多くのお店が火曜日にお休みで、その日はとても静かでした。
けれど、誰もそれで困ってなんかいませんでした。


働く方も疲弊しています。
店を開けたところで、そこまでお客様が来るわけでもありません。
だから人件費を削減するため、正社員を減らしてパートばかり採用。
しかも、人手不足が発生するほど、現場での一人ひとりの労働ウエイトが高くなっている。
しかしなぜか、賃金は減ります。
愚痴と不満は増えます。
全体で悪循環となります。


お客様の要望というより、商いをしている側が、どんどん勝手にサービス過剰を突き進みました。
一番目立つところでは、コンビニでしょうか。
365日・24時間営業という事自体が過剰。
さらに最近は、端末からチケット購入、アマゾンなどの商品の引き取り、郵便や宅急便の受付など、扱うものが増えてしまいました。
最近ではそこに、できたてのコーヒーや、ドーナツ販売なんかもはじめましたね。
レジのあるカウンターは、カオス状態です。
コンビニにかぎらず、どこの業界も勝手に過剰になり、まさに自爆営業です。


これは、トップの思考が、「幸せ」ではなく「恐怖」で埋め尽くされているからです。
不安なのです。
だから、なんでも余計目に考えるのです。
「恐怖」は目に見えないから、ますます不安になって増大していきます。



デパートの初売りだって、ほとんどが福袋目当てでしょ?
それ以外、普段だって買えます。
デパートの本来の顧客は、正月になんてわざわざ買いに行きませんよ。


それにもう正月だからといって、派手に購入する人も少ないです。
お金が無いから。
爆買いは、中国の皆さんに任せればいい。



【年末年始ぐらい連休にしましょうよ】


今、お正月(年末年始)に求められているのは、「連休」と「癒やし」ではないでしょうかね。
カレンダーの赤色に塗られた部分がお休みというのは、大企業と公務員様のためにある制度です。


多くは、交代制だったり、独自の変則休日です。
連休自体が、あまりありません。


年末年始、お盆ぐらいは、仕事を休みにしましょうよ。
連休にしましょうよ。


そうしないと、実家にも帰れません。
家族・友人との時間を減らし、それで何のために生きているのでしょうか?


田舎で家族や旧友たちとの笑顔の交流をして、体と心を癒やしたいものです。

Posted by kanzaki at 2015年12月09日 22:47