2016年07月04日

人は、新聞の夕刊に何を求めるのか?

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新潟県の最大手新聞紙「新潟日報」。
秋から夕刊を大幅にリニューアルするそうです。
内容などについて、読者アンケートを実施しました。


・回答者は男性が6割弱、60代以上が全体の8割。

・健康、医療、福祉の情報を充実して欲しい意見が多かった。

・朝刊と同じような記事はいらない。

・特集として取り上げてもらいたいものは、「新潟の自然」「新潟の歴史・文化」「新潟の食」が多かった。

・テスト版として、朝刊・夕刊サイズの半分である「タブロイド版」を作成。おおむね好評。


※※※


新聞に求める大部分については、朝刊で十分といえば十分です。
読者がそれでは内容不足と感じる場合は、別の新聞社の新聞紙を追加購入したほうが満足できると思います。


夕刊に対するニーズは薄くなり、中には夕刊そのものを作らなくなった新聞社もあります。


上記のアンケートを読んで、「これって新聞というより、雑誌に求める意見じゃないの?」と感じました。
地元限定で、そこそこタイムリーな内容の雑誌。


回答者の殆どが男性高齢者だから、このまんま意見を取り入れたら、選挙と同じで「老人に優しい」だけになりそう。


さりとて、若い人や働き盛りの人は、夕刊まで目を通していられないし、ネットで情報を横断的にチェックしたほうが手っ取り早いです。
だから、夕刊にあれこれ意見を言うほど感心もない。
夕刊を購読するお金があったら、スマホの通信料や、ネットの有料サービスに使いたい。


実際、私も新潟日報の夕刊を読んでおりますが、読まないでそのままおしまいという日も多いです。


世に出回っている書籍を分かりやすくまとめてくれた記事があれば、毎日読むと思います。
しかし、それは新聞の役割ではないような気もするし・・・。


さて、新潟日報の夕刊は、どう生まれ変わるでしょうかね。

Posted by kanzaki at 2016年07月04日 21:22