上記は同じ日本人でも、時代によって生活の感覚・時間の感覚は変わるという内容です。
現代、バブル時代と大きく異なるのはやはり、インターネットとスマホを誰でも扱えるということでしょうかね。
特別な存在ではなく、テレビ・冷蔵庫・電子レンジのような家電と同レベルといっていいです。
※
職場の環境も変わりましたね。
デスクには当たり前のようにノートパソコンが置いてあります。
昔は表計算といいますと、オフコン上にて表計算ソフト「LANPLAN(ランプラン・日本電気)」を使っていました。
記録は、8インチのフロッピーだったかな。
ワープロは、今のノートパソコンみたいな形のワープロ専用機を使っていました。
大したことはできませんが、当時はそれでも十分だったのですよね。
その程度で済む仕事のレベルだったのです。
しかも、今の私と同じ年齢ならば、給与もずっと多かった。
今の方が、便利といえば便利。
昔なら、業務用の巨大なサーバー上で取り扱っていたようなデータも、コンパクトなファイルサーバー上で管理し、パソコンで扱うようになりました。
維持費もぐっと安くなりました。
プログラムもそれなりの規模以下なら、マクロで組んだエクセルのファイル上で十分扱えるようになりました。
私の扱っている業務の一部も、マクロで組んだエクセルファイルへ移行しました。
マクロでがっつり作りこめば、かなりのものができます。
データの2次利用なども容易になりました。
インターネット、メール、グループウエア、officeソフトなどは当たり前。
一般社員ですら、あらゆるガジェットを使いこなし、業務にいそしんでいます。
けれど、なぜか仕事は楽になりません。
やることが増えているし、当然のように速さと正確さも求められます。
ちょっとしたミスで、あっという間に大規模な被害になりやすくなったのも恐怖。
法律関係も、幾重にも改定・改訂されてきて、それを実務レベルで解釈するのも難儀です。
悪用する人がいるおかげで、まっとうにやっている人まで、必要書類が増えて大変です。
まったく楽にはならず、複雑化する一方です。
ギリギリで追いついている状態なのですが、他社の担当者も同じ心境なのかなあ。
とくに給料が増えるでもないし、やりがいがあるわけでもない。
みんな違和感を感じつつも、家族やローンのために、そうそうドロップアウトできません。
私には背負うものも、借金やローンも、体の脂肪もありませんので身軽ですが・・・。
※
たぶん、これから10年ぐらいで、生活の感覚・時間の感覚に変化が出てくるとしたら、「やめる」「あきらめる」という感覚ではないかと思うのです。
最近、断捨離とかミニマリズムとか、もてはやされています。
要は、あれの仕事版です。
仕事を減らすには、一人で抱える量をうまく、複数人で割り振る必要があります。
けれど、それも限界があります。
大本である社会のルールや、諸々の法律・決まり事を減らさないといけない。
肥大化しまくるこれらが諸悪の根源ですから。
そもそも、働く人の人数が減っていくのに、やることが反対に増えていては、いずれ破綻します。
ルール、決まり事を減らすのは怖い面もあるけれど、いい加減に増えすぎです。
食べるために働いているのか、働くために食べているのか分からない状態は、もうおしまいにしなくては。
自分も含め、まわりの人たちが疲弊しまくっているので、そう思う毎日です。
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大倉修吾さんが逝去されました。
新潟県民にとっては、大橋巨泉さんと同じぐらいショックです。
大倉さんのラジオ番組を知らない人はいません。
新潟弁で軽快かつ、シモネタ全開で面白かったなあ。
天国でも、ラジオの楽しいパーソナリティをやってください。
ご冥福をお祈りします。
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