2016年09月07日

江戸時代、庶民の食生活に欠かせないものは「漬物」でした

NGT48×らあめん花月嵐がコラボしますよ(新潟の店舗は、もうありませんが・・・・)。


●「燕三条系ラーメン旬香」発売決定|花月嵐の期間限定ラーメンのお知らせ
http://www.kagetsu.co.jp/menu/newitem/161005_tsubame/03.html


新潟の燕三条系ラーメンが、ここまで全国で大々的に食べられるようになるのははじめてかもしれません。


NGT48メンバーの村雲颯香さん(むらくもふうか。通称:もふちゃん)は、見たとおりの正統派美人です。
しかし、めちゃくちゃ大食い&各メンバーの家へ転々と居候する変わったアイドル。
食べるのが大好きで、コメントもそつなくこなすのでまさに適任です。



【江戸時代の漬物】


本題はラーメンではなく、漬物です。


江戸時代、江戸庶民の食生活に欠かせないものが漬物でした。


特に、「沢庵漬け(たくあんづけ)」は、17世紀初頭に登場すると、江戸っ子の間でたちまち人気となりました。
炊きたてのご飯、茶漬けによく合うからです。


江戸末期に刊行された漬物の料理本「漬物早指南(つけものばやしなん)」には、こう記されています。


「人間日用の経済の品にして、万戸一日としてかくべからざる香の物の第一なり」


糠漬けはビタミンB1が多く、乳酸菌もとれるため、疲労回復や健康管理に大切なものでした。
食物繊維も多く、整腸効果もあります。



江戸の町では、漬物売りが振売りで、毎日まわってきました。
幕末の「守貞謾稿(もりさだまんこう)」には、こう記されています。


「瓜(うり)、なすなど塩と糠で不日(ふじつ)漬けた浅漬け、干し大根を塩と糠で漬けたものを香々(こうこう)という」


毎日の飯に菜に欠かせないものだったのですね。


(食文化史研究家・永山久夫さんの解説)


※※※


関東は「ぬか漬け文化」ですが、新潟では「ぬか」は受け入れられていません。
むしろ、嫌いな人の方が多いです。
あの臭いがダメなんです。
さっぱりした浅漬けの方が主流です。


夏はやはり、「梨なすの浅漬」ですよ。
「梨なす」は、名前のとおり「梨(なし)」 のようにジューシーです。
丸くて大振りです。
ほうばると、やわらかな皮を破ってナスのウマ味が口いっぱいに広がります。
それを浅漬にするのが、夏の新潟流です。


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Posted by kanzaki at 2016年09月07日 23:19