「不快な人とむきあう方法」が日経に書かれていました。
・相手が言動を正すのを期待する前に、相手に対する自分の考え方を変えていく方が手っ取り早い。
・心理療法で「内観」という考え方がある。
自分を見つめ直すことで「人を許す」という選択肢があることに気づこうというもの。
・自分の身近な人との関わりを3点から見直す。
(1)してもらったこと
(2)してあげたこと
(3)迷惑をかけたこと
・人はついつい見返りを期待してしまう。
意に沿わない相手の言動にいら立つ。
・自分がしてやったことではなく、「人がしてくれたこと」から考えていく。
すると徐々に相手への攻撃的な感情から開放され、もともとあった思いやりの気持ちが表に出てくる。
結果的に社会生活もうまく回り出す。
※※※
人間関係でトラブルが起きたとき、激しく絶望し、後悔の嵐となります。
思い詰めて絶望すると、どんどん人との接触を避けてしまうようになります。
上記のように、自分の考え方一つで、生き方は変わっていくものなんですね。
確かに環境を変えたり、相手を憎んだりするより、自分の考え方を変えていくほうがてっとり早いし、現実的だと思います。
けれど、すぐに変えるのは難しいものです。
悩み事が、延々と頭のなかでループしっぱなし。
だったらまずは、「普段通りの生活」をしてみればいい。
普通に起きて出社し、仕事をたんたんとこなす。
今は、大胆な行動、重要な決断はしなくていい。
暴飲暴食をせず、早寝早起きをする。
気分転換とかいって、派手なものに手をだしたりしない。
過去を振り返らなくてもいいし、遠くの未来も考えなくていい。
目の前のことだけに集中してください。
「目の前」というのは、せいぜい10分先までの現実のことです。
心のなかに荒波がたっているかもしれませんが、表面上は静かな湖の水面のように過ごす。
目の前のことだけに集中しているときというのは、実は熱くもなっていないし、余計な感情や考えも巻き起こってはいません。
どんなときでも、仕事を通して社会と接点を持つのは、自分の心と収入を守るために大事です。
会社をやめて自分探しの旅へ出てしまったら、その両方を一気に失いますよ。
大胆な変化を求めるより、日常の中のささやかなモノに、素敵な発見をしてみる。
それは、テレビやネットには取り上げられないような小さなこと。
食事だって、ゆっくりかんでみると、いろんな気づきがあるはずです。
食べ物を口へ運んだら、いったん箸をおいて、ゆっくりかんでみるといいですよ。
一発逆転とか、テレビで紹介されるような人物になろうとマネなんてする必要はありません。
あれは、特殊事例ですから。
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