先日、病院で胃内視鏡検査(胃カメラ)を受けてきました。
昔は胃カメラといいますと、とても苦しいものでした。
それが今では、あまり苦しくありません。
理由は、昔に比べて、胃カメラのケーブルが細くなったからです。
先生は有名な方なので、技術もあるのでしょう。
それに一つ付け加えるならば、看護師さんが終始、背中をさすってくれていたことです。
そして、まるで赤子に言うように、「はい、喉元を通ったので大丈夫ですよ」「今、十二指腸まで行きましたよ」「軽く目を開けて、遠くを見つめてみましょう」「はい、もう終わりますよ」などと優しく伝えてくれました。
この看護師さんのおかげで、心が落ち着き、力まずに済みました。
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人に背中をさすってもらい、優しく語りかけてもらえると、とても落ち着くものなのですね。
将来、老いて介護をしてもらう時にも、きっと同じような感想を持つような気がします。
これは、ものすごく良く効くクスリと同等価値があるように思えます。
例え話ですが、人は背中に、さまざまなものを背負っています。
家族、責任、過去、病気、借金、その他あらゆるものです。
そんな辛い思いをしている人を癒やしたり、ねぎらってあげたいと思うと、人は自然と背中をさすってあげたりするものです。
ストレスを感じると、肩や背中が凝ります。
そんなとき、腕や背中をさするとストレスホルモンが減少するそうですよ。
人の手のぬくもりそのものも、なにかしら力があるのかもしれません。
また、さするという一定の動きのリズムが、ストレスで乱れた呼吸のリズムを整えてくれるのかもしれません。
相手をいたわる気持ちが伝わってきて、ありがたものです。
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