2017年05月06日

「鳥政(福島県福島市)」で、福島市民が大好きな「ホルモン焼き」と「餃子」を食べる

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(ホルモン焼き)


●鳥政のホームページへようこそ
http://torimasa.hp.gogo.jp/pc/

●鳥政 - 曽根田_ホルモン [食べログ]
https://tabelog.com/fukushima/A0701/A070101/7001286/

住所:福島県福島市新町1-17
定休日:日曜日、祝日※祝日が金・土の時は営業



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5月3日、福島市はやはり暑かったのですね。
公式でこれですから、場所によっては30度になっていたのもうなずけます。

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地方CMや、地方情報番組などを観ていたら、そろそろ日もくれてきました。
卸町駅(おろしまち)から「阿武隈急行」という第三セクターの電車に乗り、JR福島駅へ向かいました。


祝日ですが、地元の学生さんがたくさん乗っていました。
みんな、スマホを見ています。
学生の頃、電車やバス通学を憧れていたなあ。
なんだか、都会的に思えたのです。
また、雪が降っても自転車通学だったので、公共機関で移動する人が羨ましかったですよ。


運賃の支払いに、Suicaが使えません。
卸町駅は無人駅なので、そのまま電車に乗ります。
車内を職員が歩いてくるので、運賃を支払い、紙のチケットをもらいます。
料金250円。
職員は肩から、大きながま口の小銭入れをかけていました(なんだか懐かしい)。
卸町駅の次は、もう福島駅。
阿武隈急行は、JR福島駅とつながっています。


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(東北電力の横で、横浜から来た大道芸人がパフォーマンスをやっていました。この空き地は、道路拡張で店が無くなった場所)

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(駅のすぐそばの東北電力は、いろんな色に変化するライトアップをしていました)


駅を出て歩き、飲み屋街へ向かいます。


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(餃子を扱っていることを書いたお店が、ものすごく多かったです。特に福島名物「円盤餃子」が有名らしい)

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人はそんなに歩いていませんが、どのお店にも人がたくさんいました。
どんどん歩いていくと、やがて静かで、灯りも少ない場所までやってきました。


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「鳥政」というお店に入りました。
随分古いようで、庶民感覚のお店。
ザ・昭和。
お座敷はもう満席でした。
カウンターの方は空いていたので、そこに座りました。


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カウンターには、二人ごとに小さな鉄板があります。
おっ、こちらにも地元のサッカークラブがあるのですね。
NHK大河ドラマで、「八重の桜」というのがありましたね。


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「鳥政」という名前だけれど、焼き鳥とかは無いんだね。
ここのお店は、「ホルモン焼き」と「餃子」が有名らしい。
それにしても、随分と安いなあ。


ここに限らず、他の居酒屋でもビールは、キリンビールばかり。
銘柄の選択がありません。
福島とキリンは、なにか深いつながりがあるのかもしれませんね。
日本酒も、新潟と違って選択肢があまり無い。
地域によって違いがあるのですね。


私はビールというと、サッポロの「ヱビスビール」か「黒ラベル」が好きなので、ちょっと残念。
新潟とサッポロビールとの関係は、歴史的にとても深いものがあります。
サッポロビールの前身・開拓使麦酒醸造所の初代醸造技師である中川清兵衛は、新潟県与板町(現 長岡市)の生まれ。
さらに、その開拓使麦酒醸造所を受け継いで札幌麦酒会社を設立した大倉喜八郎は、新潟県新発田市の生まれ。
サッポロビールの生みの親と育ての親は、いずれも新潟県人だったのです。
(サッポロの公式サイトより抜粋)


店員さんが、カウンターの端の方で作業をはじめました。
鉄板へ、大きなバケツ等から裁断したキャベツ、もやし、ニラ、そして味噌がたっぷり絡んだホルモン肉をざっくりとのせました。
それをカウンターのところへ持ってきてセット。
火をつけて、なんか一言二言言って、さっさと後ろへ帰っていきました。
どうやらここのお店は、みんなルールとか分かっているのが当たり前のようです。


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(最初の状態)

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(材料を混ぜながら適当に焼く)

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(完成)


お好み焼きで使う小さなヘラで、材料を混ぜながら適当に焼くだけ。
とてもシンプルな料理です。
ホルモン焼きというと、「じゃりン子チエ」のイメージがあります。
あの漫画・アニメで登場するホルモン焼きは、串に刺さった肉だけを焼きます。
だから、こんなに野菜たっぷりのビジュアルは、とても新鮮です。


味噌ダレのホルモンが、ちょうどいい濃さ。
多分、こちらの人にとっては濃厚な部類なのだろうけれど、新潟県人にはほどほどの濃さです。
濃いけれど、甘さもあるような気がします。
野菜の水分とあいまって、いくらでも食べられそう。
「孤独のグルメ」の井之頭五郎さんならばこう云うはず。


「ほーいいじゃないか こういうのでいいんだよ こういうので」


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餃子も注文。
小ぶりで食べやすい。
ショウガの味がもの凄くガツンと効いていました。
これはインパクトあります。
食べログを見るに、肉は入っていない、野菜たっぷりの餃子らしい。


おにぎりを頼もうと思ったら、既にご飯が無くなったとのこと。
「孤独のグルメ」の井之頭五郎さんならばこう云うはず。


「これでライスをやっていないなんて・・・残酷すぎる」


それぐらい、飯が似合うホルモン焼きと餃子でした。


値段も安く、シンプルで気取らず、仕事帰りに気軽に利用しやすい感じです。
人気店だから、お座敷は予約しないと無理かもしれませんね。


狭くキチキチのお座敷で、大勢の人が楽しく呑んでいました。
とてもその姿を羨ましく感じました。
仕事のあとに来たいと思わせる、まさに地元の人のためのお店でした。


ごちそうさまでした。

Posted by kanzaki at 2017年05月06日 14:55