河盛 好蔵(かわもり よしぞう)は、フランス文学者。
2000年3月27日、満97歳で亡くなりました。
「人とつき合う法」は、1967年に世に出た本です。
「週刊朝日」に連載されたエッセイをまとめたものです。
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【本文からの抜粋】
「みんなの友だちになろうとする者はだれの友だちにもなれない」
「『あの男はつき合いのいいやつだ』という言葉には常に多少の軽蔑が含まれている。
あたかも、『あの男はつき合いにくいや』という言葉のなかに、一種の敬意が含まれているように」
「人にものをおくるのは、相手を悦ばすよりも、まず自分自身がそれでいい気持ちになるためである。
一種のエゴイズムであろう。
与えることの自己満足である。
したがって、すでに与えることによって十分満足している以上、相手から更に悦びや感謝を要求することは、欲が深すぎるというべきかもしれない」
「私たちは酒を飲みすぎては後悔し、その後味をまぎらわすためにまた酒を飲む、という悪循環を繰り返し、そのうち心臓を悪くしたり、胃潰瘍になったりして、酒が飲めなくなるのである」
「本当のところ、酒は付き合いで飲むべきものではなく、自分自身の楽しみのために飲むのが本筋であろう。
そうすればだれの迷惑にもならない。
『白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけり』という若山牧水の歌は、酒飲みの作法の第一課であろう」
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人との適切な距離感は、とても大事だと思います。
近すぎず遠すぎず。
それが仕事関係なら、尚更です。
私も年齢が年齢なので、人との距離は、今までよりも間を置いています。
決して、無関心ではありません。
敬意を払うよう、聞く方を重視しています。
相手の個人情報につながるようなこと、特にプライベートなことを尋ねたりしません。
こちらも、そういった事は極力少なめにしています。
それでも、コミュニケーションというものはとれるものです。
「コミュニケーションで大切なのは、常に現在進行形でなければいけない」
これは、「3分間コーチ」という本に書かれている言葉です。
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声をかける為、日常的に部下一人ひとりに関心を向ける事。
すれ違いざま、立ち話しでよいので、部下に声をかける。
面談などで年に数回、1時間話すよりも、その60分を20回に分けて、業務の流れに沿って会話するほうが効果的。
こういうことを意識していれば、お互いが「過去の自慢話し」の応酬にならないと思っています
(新潟の酒の席は、これが多い・・・)
「小さな会話の積み重ね」だからです。
プライベートにも幅があり、お互いが踏み入らない方が良い境界線があります。
そこを意識していれば、自然と気遣い・敬意もできるようになるのではないかと思います。
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