(右の建物は「朱鷺メッセ」。左奥に見えるのが「みなとぴあ」。
奥に、佐渡汽船乗り場とフェリーが見えます。
ここは新潟駅から歩いてこれる場所です。
街の中を散策するより、信濃川沿いを歩いている方が好きです)
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太宰治の小説「新ハムレット」。
デンマークの首相が、王子ハムレットに酒席の作法を教えるシーンがあります。
(要約)「飲酒の作法は難しい。
泥酔、嘔吐、大声でわめくなどは、人に敬遠されるだけ。
宴が甚だ乱れてきたならば、躊躇せず、そっと立って宿へ帰るという癖をつけなさい」「なにかいいことがあるかと、いつまでも宴席にグズグズとどまっているような決断の乏しい男では、立身出世の望みが全くないね。
帰る時には、充分な会費を手渡しすることを忘れるな。
三両の会費であったら、五両。
五両の会費なら十両を置いて、さっさと引き上げるのが、いい男です。
人を傷つけず、またお前も傷つかず、そうしてお前の評判は自然と高くなるだろう」
※
これはまた、粋な酒席の作法ですね。
手短に、そして多めの会費。
あとは、聞き上手になる。
そして、自分を大きく見せるような自慢話しをしなければ良いのかなあと思います。
古代ギリシャ人・アリストテレスは、『弁論の目的は、「論破」ではなく「説得」にある』と語りました。
酒の席で、相手を論破するなんてご法度。
説得も、あまりに仰々しい。
議論なんてせず、終始、穏やかで明るい話題に包まれたいものです。
笑いましょうよ。
最近、認められたいという承認欲求も、相手を○○だと判断するのもやめました。
そうすると、同じシチュエーションでも、カチンときたり、イラッとしたりしません。
相手がすごい事を成し遂げたとしても、拍手はすれど、自分がそれをやろうとも思わない。
賞賛はすれど、あこがれはしない。
自分は自分。
自分の足元を見て、しっかりやるべきことをやる。
その方が、自信と言うかゆとりができる。
自然と笑える。
だから、相手を論破しようなんて思わない。
案外、酒の席は、社会の縮図かもしれません。
その短時間をどう過ごすかは、普段の仕事の対応に似ているように思います。
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