「伏すこと久しきは、飛ぶこと必ず高し」
長い間うずくまって力を蓄えていた鳥は、いったん飛び立てば必ず高く舞い上がる。
力をたくさん蓄えれば、大きな成果が期待できる。
多分、一言で言えば、「大器晩成」という意味です。
出典は中国の古典「菜根譚」。
内乱が相次ぎ、人々の心が荒れた混迷期に、豊かな人生を歩むための指針として書かれたものです。
処世訓の最高傑作と称され、松下幸之助、田中角栄、野村克也などのカリスマリーダーがこぞって座右の書に挙げることで知られています。
このなかに、こんな一節があります。
「長い間地に伏して力を蓄えていた鳥は必ず高く飛ぶことができ、ほかより先に咲いた花は散るのもまた早い。
この道理さえ分かっていれば、道を見失って勢いをなくすことも、結果を焦って心惑わすこともない」
どんな成功も、地道な作業の積み重ねです。
腐らず、いつか必ず飛べると信じ、実績を積みましょう。
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自分と同年代や同じ立場にいた人が、自分より先に出世したり、評価されたりすると、内心穏やかではいられないのが人間というものです。
しかし、他人と自分は、長所や得意分野が違うものです。
比較する必要はない。
相手に嫉妬する時間があるならば、己の実力を磨けばいい。
しかし、認められるためとか邪念を持っていると、長続きしません。
その過程をゆっくり、コツコツ楽しんだほうがいい。
日本は、神童をあがめ奉る傾向があります。
「若干○○歳! 史上最年少での快挙!」なんて見出しが、新聞やテレビでよくみかけます。
そのせいか、「若い時に大成した人が勝者だ」と思われてしまうところがあります。
長い人生でいえば、ほんの最初の駆け出し部分でのお話しなのにね。
仮に、今の会社の出世競争に負けたとしても、そこで落ち込んでいたらもったいないです。
今は寿命が伸びて、80歳・・・下手したら100歳まで生きる人だっています。
定年退職してからだって、何十年もあるのです。
今は不本意な結果でも、老後で逆転することだって多いのです。
その秘訣は、おそらく「健康」でしょう。
肩書が無くなってからは、これに勝るものはありません。
富も地位も名誉もあった人がいました。
しかし、性格はゲスでした。
他社の方でしたが、私も散々泣かされました。
定年退職して一線を退いた途端、あっけなく他界してしまいました。
若い頃からの不摂生がたたったようです。
逆に、現役の頃はそこそこの役職だったものの、常ににこやかで、誰からも愛された人がいます。
その方は、退職後も若々しく、健康な毎日を送っています。
最後は笑顔で過ごしたいものです。
※
小学校の先生が教えてくれた言葉に「有終の美」といものがあります。
私は最初、「優秀の美」と勘違いしていました。
てっきり、才能のある人の行動は美しいという意味かと思っていたのです。
本当は、途中にどんな困難なことがあっても、最後に成し遂げれば良いという意味です。
つまり、「終わりよければ全てよし」。
だから、自分を卑下する必要なんてないのですよ。
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Negicco「愛は光」(作詞・作曲 堀込高樹、編曲 KIRINJI)
2017年7月20日に発売するベストアルバム「Negicco 2011〜2017 -BEST- 2」。
Negicco結成15年目を記念したこのアルバムに収録された新曲。
KIRINJI・堀込高樹さんに、本当にありがとうと言いたい曲ですね。
Negiccoも芽が出るまでにもの凄く時間がかかったけれど、今じゃ、素敵なアーティストさんたちから曲を提供してもらえるぐらいにまで成長しましたよね。
「伏すこと久しきは、飛ぶこと必ず高し」の言葉は、Negiccoにぴったりです。
●新潟のアイドルグループ「Negicco(ネギッコ)」が、結成14周年記念日の7月20日にベストアルバム「Negicco 2011〜2017 -BEST- 2」を発売〜1曲目に収録される新曲は、作詞・作曲 堀込高樹、編曲 KIRINJI(キリンジ)による書き下ろし
http://kanzaki.sub.jp/archives/003855.html
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