古代の哲学者・アリストテレスはこう言葉を残しました。
「文明的な生活を送るために必要なのは労働ではなく、閑暇である」
「閑暇」は「かんか」と読みます。
何もすることがないこと。暇の意味です。
アリストテレスは、
「自由に使える時間があることが理性を高める」
と言いたいらしい。
※
【みんな、1年が早く感じる】
最近、自由に使える時間が少なくなったと感じています。
仮に、自由な時間ができても、本当の意味でリラックスできていないことも痛感しています。
理由は、公私共にやらなければいけないことが多すぎて、消耗しているからです。
「1年があっという間だ」と私も含め、みんなが思っています。
年齢関係なくです。
それは、自由に使える時間が少ないからなのかも。
しなければいけないことをこなすので一杯一杯。
仕事という労働力で、かなりのエネルギーを使います。
更に家のこともしなければいけません。
自分だけならまだしも、家族のことについてもエネルギーをたくさん使います。
なにか余暇に行う遊び・交際すら、エネルギー回復ではなく、むしろ消耗してしまっている。
だから笑顔で楽しめず、「しなければいけない」という義務感の方が、なぜか強くなっています。
お金が増えて、それでなにかモノを買ったとします。
買った時は、興奮してそれだけで満足なものです。
しかし、実際にモノを買ったあと、それを維持するのに手間暇がかかることを忘れてはいけません。
そこにもエネルギーを費やさなければいけないのです。
※
【今、本当にしなければいけないTodoは、休養】
仕事でやらなければいけない一欄を「ToDoリスト」と言います。
なんだか公私共に、生きていること全てが「ToDoリスト」化していて、それをこなすことにエネルギーを費やす毎日です。
なんだか、消耗するために生きているという感じです。
ToDoリストがべらぼうな量になった人にとって、もっとも大切なToDoは「休養」ではないでしょうかね。
ここでいう「休養」は、その日一日、まったく予定を入れないことです。
食料の買い出しや掃除洗濯とか、なにかの手続きに行くとか、そういうのをしない日。
頭の片隅で、「ああ、あれもしておかなければいけないんだ」とか、罪悪感を覚えない日。
正直、私には難しい課題です。
けれど、もっとも私に大切なことだと思っています。
幸い、明日から休暇です。
普通の人より短いですが、貴重な休暇です。
ほんとうの意味での休養をとりたいと思っています。
これができるようになると、公私共に消耗をせずに生きていけるように思います。
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