2018年03月26日

「人間とは何か(マーク トウェイン著)」〜人間を動かすエネルギーはすべて自己満足にほかならない

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「人間とは何か」は、マーク トウェインが書いた評論です。
老人と青年が、人間とは何かについて問答していく形で構成されています。


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老人は、現代だったら「炎上」系の挑発的な考えの持ち主です。
彼の考えは一貫しています。


「人間を動かすエネルギーはすべて自己満足にほかならない」


人間愛、奉仕、自己犠牲だのは、自己満足であって、純粋な行為ではないとのこと。


老人は、そうやって理想を追い求めて自己満足することは、まわりにも有益をもたらすと言っています。
自己満足が最優先なのです。


確かにこれが一番の理想かもしれません。
なんとなく、いまならそれが理解できます。


それを完遂させるには、人を切り捨て、孤独にものごとに没頭しないと不可能なようにも思います。
かなり強靭な精神力・集中力が必要です。


「家族・友人もいなくて孤独死」とかネガティブなことが、よく取り上げられます。
しかし、単独でものごとに没頭しなければ、なかなか己を鍛え上げることはできません。


あなたは、一人で集中して没頭できるなにかをお持ちですか?


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Posted by kanzaki at 2018年03月26日 23:22