元NHKアナウンサー・岡部達昭さんは、「短いセンテンスで話しましょう」と語っています。
放送業界でセンテンスとは、「句点から句点までの一文」をさします。
センテンスを短く話すことは、アナウンサーの心得の一つでした。
「だらだら話すな! 一つの情報は一つのセンテンスに収めて句点を打て!」
岡部さんが若かった現役時代は、そう叩き込まれていました。
「一センテンス一情報」が、分かりやすい話し方のコツだったからです。
実況中継にて、テンポがあって無駄のない放送とは、「句点は平均5秒に1回打つ」でした。
「話しは、言葉で理解するのではない。『間』で理解するのだ」
こういう原則があるそうです。
だから、句点を多く打って「間」をとる必要があるのです。
※
「短いセンテンスで話すコツ」というものがあります。
センテンスが長くなるのは、無意識に、「が」「ば」「たり」「ので」などの接続詞を多用しています。
まず接続詞を封印する。
句点を打ってセンテンスに区切りをつける。
長いセンテンスの文章は、理解しにくいです。
本当に伝えなければいけない情報は何か。
それを絞り込みます。
短いセンテンスで、伝える表現力を身につけましょう。
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