2018年12月24日

日本画制作日記「夕日の朱鷺(トキ)編」〜今回はマスキングで山を描く

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(製作途中。今回は山の部分を描きました)

日本画で朱鷺(トキ)を描いている人は少ないです。
鶴は多いのですね。
新潟に住んでいるので、そこはこだわって朱鷺(トキ)で攻めていこうと思います。


前回から間が空きましたが、今回は山を描こうと思います。
朱鷺の飛んでいる高度を表現するなら、やはり山を描いた方がいいんじゃないかと思ったからです。


山の形にマスキングシートを切ります。


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山を描く場所を考えます。


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マスキングシートを台紙からはがして貼ります。


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山の形に「胡粉(ごふん・歌舞伎役者が顔に塗るもの)」を塗ります。


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真っ白に塗り終わった状態。


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マスキングシートをはがします。


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もうひとつ、山の形にマスキングシートを切ります。


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白く塗った山の部分に貼ります。


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茶色系の2種類の岩絵の具で、山の土部分を塗ります。


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マスキングシートを剥がします。


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下の部分、ちょっと茶色がはみ出したり、マスキングシートを剥がした際、胡粉がハゲてしまいましたが、この程度は問題ありません。
この白い部分は、雲を表現するのに使います。


今回はここまで。


年末年始の休暇中、朱鷺を細かく描いたり、背景を描き込んだりと、制作を進めたいと思います。

Posted by kanzaki at 2018年12月24日 14:27