2019年01月14日

フランスの「つながらない権利」〜勤務時間外のメールの扱いなど権利の行使の在り方を労使間で協議するように義務付け

tameiki_businessman.png


フランスでは「つながらない権利」があります。


2017年1月、この権利が施行されました。
従業員50人を超す企業に、勤務時間外のメールの扱いなど権利の行使の在り方を労使間で協議するように義務付けました。


実際にはまだ一般化していません。
2017年9月のアンケートでは、33.5%が夏休み中もスマホなどを通じ、仕事とつながっていたと回答しました。


ミラノ近郊のインスブリア大学では、「メールからの独立日」を年3回設けています。
夜間や休日にメールや電話に対応する必要はないとのルールを導入したのです。



つながらない権利ですか。
携帯電話やメールなど、これらは24時間、やろうと思えばどこでも対応ができてしまいますね。
仕事が追いかけてくる。


24時間待機しているようなもの。
これが休息になっているかといえば、なっていないですよね。


便利といえば便利なのですが、これが正しいとはちょっと思えない。


今度の4月27日〜5月6日の10連休中、内部や外部の人と連絡をしないという自信がまったくありません。
この前の年末年始みたいに、仕事もしているかもしれません・・・。


「つながらない権利」は、この日本でどこまで受け入れられるかは未知数です。
少なくとも、プレミアムフライデーよりかはみなさん頷けるでしょう。


長時間労働や劣悪な労働環境、低賃金など、労働に関する問題はキリがありません。
今回の件の根幹は、労働問題。
これは日本だけではなく、他の国も同じじゃないでしょうか。


私自身、仕事の時間、プライベートな時間を分けたいと願っています。
でも、まだそれができていません。
今年は、そういう観点で仕事の仕方を改善したいと思っています。

Posted by kanzaki at 2019年01月14日 16:16