お絵描き教室は1回2時間。
その中で、1作品を描き上げます。
その2時間のペース配分は、子供によってマチマチです。
最初から一気に描き上げ、残り1時間は仮面ライダーごっこをする子もいます。
(私は、敵のアナザーライダー役になってやっつけられる・・・)
鉛筆でひたすら細かく線で描いていき、ラスト15分で一気に採色する子もいます。
パレットの上で、いろんな絵具をあれこれ混ぜるのをずっと実験。
気に入ったものが出来上がると、その色にふさわしいモチーフを一気に描き上げていく子もいます。
終始マイペースで描き、前半は線を描いて、後半はじっくり彩色する子。
小さく描いた動物や植物を一つ一つ完成させていき、やがてそれらで画用紙すべてを埋めていく子。
※
同じ2時間でも、ペース配分がまったく違うことに驚きました。
だから大人が、「残り30分だから、そろそろ仕上げた方がいいよ」とアドバイスしない方が良いのかもと思いました。
子供って気分が乗ると、本当に一瞬の間に絵を仕上げてしまいます。
それを目の当たりにすると、大人は一様に驚きますよ。
勉強やスポーツ、趣味でもなんでも、人によってペース配分や成長スピードって違うもの。
後半になって、急にぐんとアップする子もいます。
だから大人があれこれペース配分を口やかましく言わない方がよいのかも。
大人はその子たちの為に、「自分であれこれ考えて」実行できる環境を用意すればいい。
なんでもかんでも手伝うより実になるのではないかと思いました。
※
会社で新入社員の教育をしていても、それを感じる今日この頃です。
最終的に、自分自身で「PDCAサイクル」を回せるようにするのが新人教育のゴールです。
ひとつひとつの業務・行動・作業を一から十まで教えるだけが教育ではないのです。
なぜそれが必要なのか。
「そもそも」の部分・大前提の部分を教えてあげなければ、今後もずっと教え続けることになり、自分で考えて行動できなくなりますからね。
たまに、「そもそも」を教えずに、作業方法だけを教えている人がいるので、要注意です。
※PDCAサイクルとは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)の頭文字を取ったもので、1950年代、品質管理の父といわれるW・エドワーズ・デミングが提唱したフレームワークのこと。
※※※
【今日のおしん】
今日もテンポが良くて、あっという間の15分でした。
すっかり、髪結いのお店の女性たちみんなと仲良くなり、夜のガールズトークにも参加できるようになりました。
みんなから、「おしんちゃん」と呼ばれています。
今まで培ってきたスキルと、相手を思いやる心。
最初はツンケンされてもへこたれず、いつの間にか仲良くなれるコミュニケーション能力。
これだけハイスペックな主人公ですら、今後地獄を見るとは、どんだけすごい時代なんでしょうか。
観ていて思うのは、「これは朝ドラではなく、大河ドラマなのでは?」ということ。
本当にスケールが大きいですよ。
当時の役者さんは、モブキャラですら演技がうまいですね。
本当に、その職業に携わるプロという身動きです。
おしんも、台所仕事のシーンとか上手。
お湯が沸いた鍋(?)を持って移動し、それを相手に渡した時のシーン。
釜のススかなにかで目がしょぼしょぼしながら鍋を持ち運び、裁縫作業に映る時に目をこする動作が、本当に自然でリアルでした。
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