2019年06月20日

私たちは心のどこかで、一つの分野で成功すれば別の分野で失敗しても補えるはずだと思っている。しかし、本当にそうだろうか〜「完訳 7つの習慣」

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スティーブン・R・コヴィー博士の著書「完訳 7つの習慣」にこんな言葉があります。


私たちは心のどこかで、
一つの分野で成功すれば
別の分野で失敗しても
補えるはずだと思っている。


しかし、本当にそうだろうか。


場合によっては、少しの間ならば
それもあるかもしれない。


しかしいくら仕事で成功しても、
破綻した夫婦関係を補えるだろうか。


人生において様々な目標をその時その時で立てるものです。
しかし、どれかに偏ってしまうと、他がおろそかになってしまいます。


肉体的な目標(健康)、精神的な目標(メンタル)、知性の目標(勉強)、社会・情緒の目標(交友)。
詳細は割愛しますが、それらをバランスよく活性化させていくのが理想です。


しかしそんなの無理。時間がない。
そう思うものです。
だって、事実そうだもの。


だから、それぞれの目標をまとめてみるのです。


(本書からの抜粋)

例えば、息子を水泳に連れて行くことで、『息子との関係づくりという"親としての目標"』と『体を鍛えるという"刃を研ぐ目標"』とを結びつけることができる


二つを結び付けるのは、「効率」を狙ってではなく、「相乗効果」が発揮させられるからです。
同じ時間で、効果が何倍にも増えるのです。


そしてそのためには、「仕事は仕事」「家庭は家庭」とバリアを作らないことが良いそうです。
趣味で始めたことが仕事に役立ったり、反対に夫婦関係がうまくいかないために仕事に身が入らなかったりという経験はあるもの。


本書に「人生は分割することができない統合体である」と言っています。


自分自身、仕事の役割、プライベートの役割・・・3つの間にある心の壁を取り払い、相乗効果の出る時間の使い方を考えてみてください。


(「7つの習慣に学ぶ手帳術」より)


※※※


テレビに出ているからといって、必ずしも尊敬の対象にはならない時代ですよね。


テレビで紹介される人のほとんどが、一つのことに性能特化した感じの人ばかり。
そういう人たちを消耗品のごとく、とっかえひっかえ紹介していく。


なぜか、オールマイティで精神的にしっかりした人は紹介されない。
むしろそういう人は消耗品になりたくないから、あえて自らは出てこないのかも。


限られた自分の人生を笑顔で穏やかに過ごすためにも、バランスの良い人生設計を作りたいものですね。

Posted by kanzaki at 2019年06月20日 21:55