2019年12月29日

新人教育で意識しているのは「怒らない、叱らない、指摘するだけ」です

chiristmas2019-10.JPG

今年、仕事で一番の大きな変化は、新人教育です。
はじめての経験でした。


意識したのは、「怒らない、叱らない、指摘するだけ」です。



相手を叱責する人をいまだに見ます。
それで仕事が好転することは無いのにね。


昔、私はさんざんそれをやられた口でした。
かなりのトラウマです。
もう、そういう人たちは退職してしまっているので、パニック障害にはならなくなりました。
叱責する人って結局、感情をぶちまけるだけで、その解決方法を何一つ提示しませんよね。


だから自分はそれをやらないようにしています。
それよりも一緒になって、解決策を考える方がいい。



職場だけではなく、子供の教育でも、「怒らないで、叱ること」と言いますよね。


怒るは、「起こる」と同源で、「感情が高まる」の意味から、腹を立てること。
叱るは、目下の者の言動に対し、欠点を強くとがめ戒めること。


言葉として違いは理解できても、実際に感情をコントロールできるほど、私は聖人君子ではありません。
どうしても、感情が言葉にのってしまいます。


もっと私が人格者ならば、「怒る」「叱る」ではなく、「諭す」でしょう。
残念ながら私にはできません。


せいぜい私ができるのは「指摘する」だけです。



「指摘する」というのは悪い意味ではありません。
大切な点を指し示すときに使うものです。


・必ず相手の意見を受け入れてから話す。

・個人的意見は言わない。あくまで一般論というか、法律的・技術的な側面で話す。

・プライドを傷つけない。結論は本人に決めさせる。

・100点満点を望まない。方向性があっていて6割出来ていればOK(実際、それで問題ないし)


これらを意識して行うようにしています。


仕事のやり方とかは、なるべくマニュアルを作成して渡してあります。
私が説明下手だからです。
日常の業務中だと時間が無いので、休暇は、このマニュアル作成に費やしました。


私自身がちゃんとした人間ではないので、申し訳ないと思うことが多々あります。
私自身が学ばさせてもらっているという感じです。

Posted by kanzaki at 2019年12月29日 22:54