2020年02月05日

「ひとり作戦会議」とは?(2)〜普段思いついたアイディアを書き留めたメモやアイディア帳を読み返し、それを理解して別の大学ノートに転記する「ダブルノート発想法」

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(神崎もメモ魔なので、「コクヨ測量野帳」を身につけています。
書いたものはEvernoteへテキストで転記するか、ページをOCRスキャンして貼り付けています)

前回の続きです。


【前回の記事】「ひとり作戦会議」とは?(1)〜一人になって考える時間を習慣化
http://kanzaki.sub.jp/archives/004495.html


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【「ひとり作戦会議」で行なう3つの作業】


(1)普段思いついたアイディアを書き留めたメモやアイディア帳を読み返し、それを理解して別の大学ノートに転記する「ダブルノート発想法」


(2)スケジュール帳を読み返しながら、過去1週間の行動を反芻し、目標を達成するうえで必要な行動を書き出す「イベント復習法」


(3)自分の抱えている課題に関連した本を読んで実行するための「お題」を抜き出す「お題リーディング」



(1)普段思いついたアイディアを書き留めたメモやアイディア帳を読み返し、それを理解して別の大学ノートに転記する「ダブルノート発想法」


・アイディアを思いつく手順として著者は、ノートからノートへの転記という作業をします。
2冊のノートが必要だからダブルノート。


・1冊は基本的に、肌身離さず常に持ち歩くノートです。
打ち合わせのメモ、ふと思いついたアイディア、本を読んで気になったこと。
なんでも書き留めておくための、いわばネタ帳。
もう1冊は、これらを「清書」して書き写すためのノート。


・忘れないうちに、とにかく書き留める。
形式も内容も気にしません。
ノート、手帳、レシートの裏、箸袋の「開き」、紙ナプキン・・・何に書いたっていい。


・唯一のルールは、書き込みした日付を、6桁の数字で記録すること。
2010年10月19日に書き込んだなら、「101019」になります。


・「ひとり作戦会議」のときに、「清書」をします。


・「清書」というのは、キーワードの羅列で記されたアイディアをある程度文章で肉付けしたものに再構築する作業です。


・思いついたことはアイディアの断片。
いくつかのキーワードでしかない。
これを具体的なアイディアにまとめていく。
アイディアの断片をつなぎ合わせて具現化する作業をするのです。
清書することで精選し、内容は3分の1に縮小され、同時に自分の考えがどんどん整理されていきます。


・「ダブルノート」はビジネスマンの「復習」。
学生時代と違い、ビジネスで復習する人はほとんどいないからこそ、ビジネス環境は一変します。


・アイディアの断片をまとめる作業は、ロジックを構成する力を付けてくれます。
書き言葉は筋が通っていないと、論理性が無く、表現として成立しませんから。


・こういう習慣を身につけると、説明に説得力増すので、商談での主導権を握りやすくなります。


・これらの方法の元ネタは、太平洋戦争中の総理大臣・東条英機の有名なエピソード。
メモ魔で有名な彼は、メモを取るだけではなく、取ったメモを執務が終わったあと、年代別、テーマ別の手帳に転記し続けました。
その結果、軍部でも政府内でも、議論で彼に勝てる人はひとりもいなかったのです。
ものごとが整理され頭の中に入るというのは実に強いのです。


(続く)


【次回の記事】

「ひとり作戦会議」とは?(3)〜スケジュール帳を読み返しながら、過去1週間の行動を反芻し、目標を達成するうえで必要な行動を書き出す「イベント復習法」
http://kanzaki.sub.jp/archives/004497.html

Posted by kanzaki at 2020年02月05日 22:31