2020年05月23日

行動科学的に「勉強を継続する」ための3つのコツ〜生徒にとって一番のご褒美は「担任の先生からの褒め言葉」

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勉強などを継続するというのは大変です。


新しい習慣を身につけるということは、「自分の行動を変える」ということと同じ意味です。
ものすごく、ストレスです。


続けるためのコツを知らなければ難しい。
行動科学マネジメント先駆者・石田淳さんによると、3つのコツがあるそうです。



【継続のコツ】

(1)書面に宣誓する:
甘えを防ぐため、目に見えるようにしておく。
あなたの頑張りを後押しする刺激になる。


(2)ご褒美をあげる:
大きな目標を達成するために、目の前に小さな目標をたくさん設ける。
それらを達成したら、なんでもいいので簡単なご褒美をあげる(やる気を再燃させる何かを設定する)。
ご褒美を行動科学では「強化」という。


(3)ペナルティ:
ご褒美の反対。
小さな目標が達成できなかったら罰を与える。
したくないことをあえて強制する。
好きなことを禁止する。



この行動科学を取り入れて成功しているのは、取手聖徳女子中学校・高等学校。


上記の「ご褒美」については、目標が達成できたらポイントが貯められるようにしています。


ある担任は、一定以上のポイントが貯まったら、百均で買ったちょっとしたものを生徒に渡したり、学年末に手作り症状を渡しているそうです。


しかし、生徒にとって一番のご褒美は「担任の先生からの褒め言葉」ということです。
「よく頑張ったね」のひと言が大きなご褒美となり、勉強を続ける原動力になっているそうです。


ペナルティについて。
「できなかったこと」への罰は、「さらなる勉強時間の追加」です。
理由はどうあれやらなかったのだから、やらなかったままにしないで、後日、きっちりやってもらうという仕組みになっています。


1日2時間の勉強という設定なのに、ある日1時間しかやらなかったら、翌日に3時間勉強するというイメージです。



担任の先生の褒め言葉が欲しくて勉強を頑張る。
こういう「応援」が一番の効果的なんですね。


現代の子供たちにとっても、モノより応援がうれしいということが分かったのが一番うれしいです。

Posted by kanzaki at 2020年05月23日 12:43