2020年08月15日

佐渡ラーメンとは?〜中華飯店 金三(Kinsan_キンサン)の『佐渡産あご出し塩麺』

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(佐渡産焼焼あごだし塩麺(税込800円))

「佐渡ラーメン」があるというので行ってきました。
新潟県の佐渡島とラーメン?


●【中華飯店 金三(Kinsan_キンサン)】佐渡産あごだしが鮮烈に香る!
住所:新潟市中央区上所2丁目3-11

何はともあれ食べてほしいのが、お店の看板メニュー『佐渡産あご出し塩麺』。 佐渡産のトビウオとカメノテのダシ、塩で作られる透明で美しいスープは、あっさりとしながらもトビウオのダシをしっかりと感じられます。 また、トビウオのダシは店主の斉藤さんが自ら佐渡に行き、生のトビウオ捌き、炭火で焦げ目をつけ、乾燥させるところからやっているんだって! とても手間暇がかかっています。 そんな絶品スープはストレートの細麺と相性抜群。


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「佐渡産焼焼あごだし塩麺(税込800円)」「お肉ごはん小盛(税込400円)」を注文しました。


「佐渡米塩むすび」「佐渡米焼むすび」は残念ながら売り切れでした。
県外でも有名な魚沼産コシヒカリより、佐渡産コシヒカリの方が好きです。
値段は高いですが、農薬や化学肥料を5割以上減らしており、甘みはあれど余計なしつこさがありません(料理を邪魔しない)。
私感ですが、家庭用の電子炊飯器で炊いても、料亭クラスのうまいご飯に仕上がります(魚沼産より簡単)。
佐渡島は、米も日本酒も独自進化しております。


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無駄な装飾を排除して美しさです。
レアなチャーシュー、メンマ、ネギ、みつば。
どれも、過剰な味を出さないで控えめです。


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スープが、ほぼ無色。
塩の味が勝っている塩ラーメンって、久しぶりかも。
大抵、豚骨とのブレンドとかですから。
「全部飲み干しても罪悪感の無い」ところがいいです。
トビウオの出汁というのは、「こういう味!」と主張するのではなく、コクとかウマミとかそういう部分に役立てているのかなと思いました。


ご飯を頼んだのは、このスープのため。
ご飯をこのスープに浸して食べたのですが、これがもう本当にベストマッチ。
スープと白飯だけのセットがあってもいいのではないかと思うぐらいでした。
メニューを見たら組み合わせで、残ったスープ+おむすび+岩のりで茶漬けを楽しむのは公式なようです。


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ここまで細い麺のラーメンも久しぶり。
ベビースターラーメン並みの細さです。
腰はなくて、昔っぽい感じ。
このシンプルで丁寧なラーメンにあっているのではないでしょうか。
大人の男性には、量は少ないです。
満腹になるには、麺類+ご飯もの+一品料理を注文するのが前提な感じです(ただし合計すると、昼飯には高額すぎる)。


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お肉ごはん。
ラーメンのスープ用に頼んだご飯。
正直、肉は不要。
乗っているローストポークは、「ああ、ハムだなあ」という感じ。
よくあるラーメン屋の肉丼のようなガッツリ感は全くありません。
ここでは、ラーメンスープに浸すためのご飯が重要。



ここまでシンプルかつ丁寧、ガッツリさを排除したお店は珍しいかも。
東京の小じゃれたカフェで出してもまったく問題ありません。

Posted by kanzaki at 2020年08月15日 09:52