2020年08月18日

他人の幸せをうらやまない考え方

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「嫉妬」という感情とどう付き合えば良いのでしょうか?
「他人の幸せ」をうらやまない方法です。


誰だったかがこんなことを言っていました。


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地球上には、決まった量の「幸せ」があります。
増えもしないし減りもしない。
(嫉妬に狂う人はそう考えている)


誰かが「幸せ」を手にすると、自分の取り分が減ってしまいます。


逆に、誰かが「不幸」になると、自分の幸せの取り分が増えます。


つまり、他人の幸せを素直に喜べないのは、「私の幸せを奪わないで欲しい」という自己防衛なのです。

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嫉妬の原因は、「地球上には一定の量の幸せ」があり、それを奪い合っているという考え。
案外、真理かもしれません。


みんなスキャンダルが大好き。
誰かが転げ落ちるのが面白くてたまらない。
メディアにて、1か月に1人ぐらいは転落者を報じています。
そして、おぼれかけた人に、みんなで石をぶつける感じ。


他人が幸せになっても、別段、自分の幸せの取り分は減りません。
しかし若いうちは、この強烈な自己防衛本能で、自分の幸せの取り分を必死で死守しようとします。


ニーチェいわく、ルサンチマン(憤り・怨恨・憎悪・非難の感情)を持つ人とは、「本来の『反動』、すなわち行動によって反応することが禁じられているので、単なる想像上の復讐によってその埋め合わせをつけるような徒輩」とのこと。


歳を重ねたせいか、「幸せの奪い合い」という不毛な競争はどうでもよくなった感があります。
むしろ、「そんなの、自分には知ったこっちゃない」という感じになっており、それはそれで怖いですが・・・。

Posted by kanzaki at 2020年08月18日 07:06