今日は、「自分で課題を設定できる能力」についてです。
---------
●『禅とハードル』(南直哉, 為末大 著)より
僧侶と元陸上選手の会話
南
「(厳しい修行を終え)そんな状態でもあの場で3年修行を続けると「一人前」と認定されちゃうんですよ。
でも、実は本当に辛いのはそこからだったりするんです。
「一人前」だから誰にも怒られなくなっちゃうんですね。
そうするとそのあとは「なぜ自分はここにいるのか」「なぜ自分は修行を続けているのか」というように、自分で課題を設定してやっていかなくちゃならない。
それができない人間は、あっという間に堕落するんです。
私はそういう人を何人も見た。
陸上も同じようなところがあるんじゃないですか?
結局伸びる人間というのは、自分で課題を設定できる能力がある者だけなんですね」
為末
「なるほど。
そこからが本当に辛いところなわけですね。
とてもよくわかります。
勝つまでよりも勝ってからのほうが難しくて、一度勝った人間がもう一回返り咲くのはあまりないです」
---------
YouTubeで、多くの人が発信するようになったおかげで、「自分で課題を設定している」人の生活をよく観るようになりました。
例えば、早起きしてトレーニングしたり、TOEICの勉強をしている人とか。
仕事でも私生活でもいい。
こうやって、ストイックな生活は凄いなあと思います。
毎朝、私も4時30分に起きて、あれこれ行動していますが、とても動画にアップできるようなオシャレ感はありません・・・。
※
こういう「自分で課題を設定できる能力」のことをビジネスの世界等では、「課題設定力」と呼ぶらしいです。
●それもこれも手に入れる人の超「課題設定力」 _ 30代から身につけたいキャリア力実戦講座
上記の記事にあるとおり、今は「言われたことを粛々とやる」のではもはや不十分。
現場でも課題設定力が大切なようです。
ビジネスの世界の考えって、時代とともに変化します。
しかし、冒頭にあるとおり、仏教の世界でも同じことが考えられています。
きっと、普遍的なことなのでしょうね。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 |