誰もがテレビ等のメディアに取り上げられるような生き方をしたいわけではありません。
それよりも、楽しんでやれるものを見つけ、それを毎日ずっと続けられる生き方の方が素敵だと思うのです。
90年代のドラマに取り上げられる題材は、人から羨ましがられる生活だったように思います。
現代は、日常のささやかな一コマなんだけれど、そこに穏やかな愛情や笑顔を見つけられるものではないでしょうか?
例えば、ドラマにもなった漫画「きのう何食べた?」は、日々の食生活(手料理)をメインに展開する物語です。
「孤独のグルメ」は、日々の仕事の合間に立ち寄った店で食事をする様を描いた物語です。
派手さは無くても、染み入る内容です。
楽しく、毎日ずっと続けられるものを見つけられるかどうか。
人生を左右するものは、それだと思うのです。
そんな事を「適性」という観点から見た本があったのでご紹介します。
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●『精神科医が教える!潜在能力を引き出す25の心得』(樺沢 紫苑 著)より
【才能なんてこの世に存在しない 潜在能力を引き出すとは「適性を見つける」こと】
そもそも潜在能力とは何でしょうか。
多くの人が潜在能力のことを「才能」と解釈していると思います。
私は、この「才能」という言葉が嫌いです。
なぜなら、才能なんてものは、この世に存在しないからです。
たとえば、一人の天才的なピアニストがいたとしましょう。
この人は、「ピアノの才能」があったから成功したのではありません。
音感が人並み外れて発達している、手先を細やかに動かせるなどのいくつかの条件が揃っていたから成功したのです。
ということは、このピアニストは、ヴァイオリンやチェロなど、他の楽器でも成功した可能性があります。
つまり、この人は、ピアノの才能ではなく、「音楽や楽器に対する適性」があったということなのです。
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最近では、就職活動の時に、「適性テスト」を受ける人も多いですが、本当の適性は、このような表面的な分析では見つからないものです。
自分と深く対話することでのみ「本当の適性」と出会うことができます。
適性を見つける近道は、
「私は、何をしている時に一番楽しいと感じるか?」
と自分自身に問いかけ、その答えを見つけることです。
「何をしている時に一番楽しいか?」が見つからない人は、自分が何に楽しさを感じるか、アンテナを立ててみましょう。
音楽を聴いている時。
映画を観ている時。
本を読んでいる時。
そんなちょっとした日常の中に、楽しさを感じることはありませんか?
人の役にたった時。
ブログを書いている時。
料理をしている時。
昨日あった出来事の中に、ほんの一瞬、楽しいと感じたことはありませんでしたか?
それでも楽しいことを思い浮かべられない人は、子どもの時に楽しいと感じたことを思い返してみましょう。
絵を描いていた時。
楽器を演奏していた時。
習字を習っていた時。
本当の適性は、人が教えてくれるものではありません。
あなた自身の楽しいと感じる心が、適性を教えてくれるのです。
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楽しいと感じることは、自然体で続けることができます。
苦痛に感じることは、一時的にはできても、長い間続けることができません。
このことが、「楽しいと感じることが、あなたの本当の適性である」といえる最大の根拠です。
そもそも続けることができなければ、その分野での成功はありえません。
もちろん、何かを続けていれば、その分野で必ず成功するわけではありませんが、少なくとも、途中で辞めてしまえば、その分野で成功することは絶対にありえないのです。
また、楽しいと感じるからこそ、その分野に対して全力でエネルギーを注ぐことができます。
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