今泉力哉監督×若葉竜也 映画「街の上で」予告編
●映画『街の上で』公式サイト
https://machinouede.com/
若葉竜也さん主演の映画を観てきました。
映画館の人が、本当は去年の5月に上映する作品だったと言ってました。
逆にこの時期になったから、朝ドラに出ている俳優さん役として、成田凌さんが出てきたり、朝ドラに出ている人と勘違いされる人が若葉竜也さんというのが、妙にニヤニヤできるのです。
二人とも今の朝ドラ「おちょやん」に登場していますものね。
私が若葉竜也さんを知ったのは、まさに朝ドラ「おちょやん」でしたから。
※
「東京の下北沢」というサブカルの街が舞台です。
東京という冠が不要なぐらい独自な印象です。
昭和な雰囲気と、いろんな文化が融合した街。
実際、どんな人が暮らしているのだろう。
どんな考えを持っているのだろう。
そんな疑問に答えた映画ではないかと思います。
私は地方民なので、実際の正解は知りませんが、とてもいい空気と時間が流れていた映画でしたよ。
悪い人が出てきませんし。
東京だけれど、ある意味「ご当地映画(地方映画)」なんだと思います。
それぐらい、土地柄を感じさせる内容でした。
※
この映画には、そこまでストーリー性とか意外な展開があるわけではありません。
私たちが生きる日常とつながっている感じです。
交わされる会話も、コロナ禍以前ならば、お店の中や電車の中で聞こえてくる他愛無いものです。
だからこそ、現代の日常感を垣間見れるように思います。
※
登場人物たちは、杓子定規な生き方はせず、その独自文化な街で暮らしています。
興味深いなあと思うのが、下北沢という、地方民ならあこがれの街に住んでいるのに、誰一人その生活に100%満足していないことです。
人と人のつながりも、いろんなサブカル文化で少しずつ繋がっている感じ。
ガッツリした人間関係ではない。
その文化も、真正面からつき合っているというわけでもない。
サブカルというのは、そもそもそういうものなのかもしれない。
好きとか嫌いとかが記号化されていて、それが逆に現実世界に近い感じ。
なんていうか劇中の登場人物がみんな、もやっとした生き方をしている。
人間って案外、どこに住んでいようが、暮らしぶりなんて同じなのかもしれない。
そうならないようにするには、住んでいる場所ではなく、置かれた場所でどう考え、どう生きるかが大切なのかなあと思いました。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 |
28 | 29 | 30 | 31 |