玉ねぎの皮をむき続けると、残るのは芯だけになりますね。
あれって、どれぐらいまで皮をむいたら良いのでしょう。
茶色い皮も、緑色が混ざった部分も、料理に味が影響しそうだし迷ってしまいます。
されど、むきすぎると勿体ない。
そういや、猿にラッキョウを与えると、皮をどんどんむいてしまい、最後はなにもないと怒るという逸話があるそうです。
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人の心はどうなんでしょう。
多分、お坊さんが修行するのは、心の皮を玉ねぎの皮のようにむき続け、最後は「無」になることを目指しているのかと思います。
人の心は「欲」という名の皮が、どんどんついてきます。
執着心というのでしょうか。
玉ねぎの皮は限りがあるけれど、人の心の皮は無限です。
放置していたら晩年、物凄いことになります。
断捨離という言葉が一時もてはやされましたが、あれも「無」になる修行みたいなものかもしれません。
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この社会、「玉ねぎの皮」で成り立っています。
それでお金が回っているし、自分のお給料にもなっている。
そんな世の中だからこそ、「無」になる時間は欲しいと思っています。
そういう意味では、朝は「無」になれますね。
自分の視界で動いているのは自分だけ。
冷炊飯器のスイッチを入れて歯を磨いた後、白湯を飲みながら静寂タイム。
さっさと動けば良いのですが、このわずかな静寂な時間が必要なんですよ。
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