一生懸命働く。
そして、僅かな余暇に楽しいことをする。
例えば、映画鑑賞とか、小旅行とか。
そういうのをフランスの哲学者パスカルは「ディベルティスマン(気晴らし)」と言いました。
(フランス・オペラにて、筋書きの進行と関係なく挿入される短い楽曲のことでもあります)
仕事は仕事、プライベートはプライベート。
切り分けた上で、両方とも充実させましょう。
そんな事を職場の上司は言いますよね。
私はどうにも、そういう考えが出来ません。
時間は一本道なのだから、そう簡単に分岐できるわけがないからです。
切り分ける考えというのは、極端な話し、「仕事=苦」・「遊び=楽」という二極構造の人生だと思うのです。
仕事をしている時間の方がずっと長いのですから、比例して苦痛を伴うということです。
仕事も「日常」のひとつであり、一本道の時間の一部です。
だったら、自分の身に起こる全てのことに、少しずつ楽しみを見いだすように考えてみたらどうでしょう。
「心の余裕」というのは、「切り分け」ではなく「楽しみの発見」からもたらされると考えます。
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