中国・唐の時代、趙州禅師という人がいました。
すでに一流の禅僧として認められていたのに、六〇歳を超えても諸国行脚の旅をしました。
もっと安楽な道もあったのに、そのような道を選びませんでした。
旅立ちの際、趙州はこんな言葉を残しました。
「たとえ七歳の童子でも、私より優れている者には教えを乞おう。
たとえ百歳の老翁といえども、私に劣る者には教えてやろう」
どんなに名声を得ても、もう一歩先へ進もうとする向上心。
そして、「たとえ七歳の子どもからでも、教えを乞おう」という謙虚な心。
頂上と思われたものには大抵、まだ先があったりするものです。
そういう、その先へ進もうという姿勢を大切にしたいものです。
そういうフットワークの軽い生き方をするには、きっと無駄なものは捨てて行かないといけないのでしょうね。
例えば、持ち物、凝り固まった考え、そして皮下脂肪。
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