2021年08月12日

会議は、一度課題を出しきって、優先度の高いものから議論した方がずっと効率的に進められる

000kadaidasikiri.JPG

●『世界で一番やさしい会議の教科書(日経BP Next ICT選書)』(榊巻 亮 著)より


・一度課題を出しきって、優先度の高いものから議論した方がずっと効率的に進められる。


・「発散させきるってどういうことですか?」
「一つの論点について、考えていることを全部出してから次の議論に行く、ということだ」
「きちんと発散する、そして収束させる。
僕らは『バージェンスモデル』と呼んでいて、とても大事にしている」


・例えば今回のケースでは、悪かった点をまず出しきることに注力していただろう?
悪かった点を出しきらないうちに施策の議論に入ると、重要じゃない議論に時間を使ってしまったり、論点が行ったり来たりして、とっ散らかった議論になるんだ。
言い換えると、出しきるまでは次の議論に入ってはならないということだ。


・出しきってから次の議論に移る。
当たり前のように感じるかもしれないけど、私たちの会議でもなかなか徹底するのは難しい。
課題らしきものが挙がったら、そのまま改善施策の議論を始めてしまうことがほとんど。
挙がったものから議論を始めるとキリがないし、時間がいくらあっても足りない。
一度課題を出しきって、優先度の高いものから議論した方がずっと効率的に進められるということだ。


※※※


会議でも打ち合わせでも、時間配分・優先順位を考えるのは難しいですよね。
大抵、その場の雰囲気で進みますから。


仕事でも、優先順位を考えるより、目の前のものをどんどんやっつけていく感じの方が多いのでは。
正直、私もそういうところがあります。


会議・打ち合わせの流れをつかさどる立場として、こういうことを意識したいものです。

Posted by kanzaki at 2021年08月12日 07:00