2021年08月31日

起きて半畳、寝て一畳、天下とっても二合半

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●心配事の9割は起こらない―――減らす、手放す、忘れる「禅の教え」 三笠書房 電子書籍』(枡野 俊明 著)より


日本にもこんな格言があります。


「起きて半畳、寝て一畳、天下とっても二合半」


どんなに偉くなっても、起きているときは半畳分のスペースで十分、寝ているときでも一畳分あれば事足りる。
天下人になったとしても、一回の食事で食べられるのは、せいぜい米二合半でしかない、ということですね。


人間とは、いってしまえば、それだけの存在なのです。
さあ、知足の者になるか、不知足の者になるか。
あなたは、どうでしょうか。


※※※


誰もが知るこの言葉。
断捨離とかミニマリズムなどの言葉が無い時代から、ずっとある言葉ですね。


断捨離・ミニマリズムは、そういう状況を目指す行為そのものをゴールにしているように思います。


しかし本来、「少欲知足」を意識した生活をするためであって、それらは手段でしかないのではないでしょうか。


「少欲知足」・・・欲を少なくして、足るを知る。


人の目線で生きない。
物欲や見栄に走らず、心安らかに幸せを感じる生き方をしたいものです。

Posted by kanzaki at 2021年08月31日 06:59