2021年09月30日

半分生きて、半分死んでいる

hannbunnikite.JPG

●『半分生きて、半分死んでいる (PHP新書)』(養老 孟司 著)より


お葬式の形が変化してきている。
現在の状況は鵜飼秀徳『無葬社会』(日経BP社)にその詳細が記されている。


多くの人はお気付きかもしれないが、いまではいわゆるお葬式が全国的に見ても半数を切った。


東京のような都会では、葬儀をせずに火葬場に行く直葬、さらに身内だけが集まる家族葬を含めると、葬儀のほぼ八割を占めるという。


※※※


コロナ禍もあり、今年は直葬・家族葬がさらに増えているかもしれませんね。
人が集まること自体、自粛している世の中ですから。


自分が死ぬことになった場合、その直前、自分はどうしているのだろう・・・ふと思う事があります。


死んだあとは、自分がいないのだからどうしようもありません。
考えてみても仕方がない。
誰一人、死後を知る人はいません。


やはり、身の回りの整理はしておかないといけないよなあ。
そうすると、モノは少ない方がいいよなあ。
病気や怪我をしていたら、断捨離のような体力を使うものは無理だよなあ。
そうすると、今のうちにやっておくべきなんだよなあ。
・・・そんな事を思っています。


日々、仕事で心身が疲弊しているので、半分生きて、半分死んでいるような状態です。
ある意味、棺桶に片足突っ込んでいるような感じ。


「ゴルゴ13」等で有名なさいとう・たかをさんが亡くなりました。
84歳。
日本で、漫画を分業体制で作る形を確立した方です。
本人の遺志を継ぎ連載は継続するそうです。


ゴルゴ13の劇中、主人公は「プロの条件」をこう語っています。


「10%の才能と20%の努力…そして、30%の臆病さ…残る40%は…運だろう…な…」


ある意味、真理だと思います。
この言葉に沿って、これからを生きていきたいなあと感じます。
Posted by kanzaki at 2021年09月30日 07:09