2021年11月10日
[ 生活('20〜) ]
とりあえず６０点でいい
●『「いいこと」を引き寄せる法則 (ディスカヴァーebook選書)』（和田秀樹 著）より
【とりあえず６０点でいい！】
経営者は何かのプランを実行しようと考えたときに、３つのシナリオを想定するといいます。
１つは、最悪のシナリオです。
もう１つは、すべてがうまくいくシナリオです。
でも現実のビジネスの世界では、この２つのシナリオのどちらかが現実化する可能性はむしろ少ないのです。
そこで３つ目のシナリオが想定されます。
それは、現時点でもっとも起こりそうなシナリオです。
試験の点数に置き換えれば、０点も１００点も起こりうるけれど、いちばん可能性が高いのは60点ぐらいだろうという想定です。
何もかもうまくいかないとか、すべてがうまくいくというシナリオより、うまくいくことやうまくいかないことが組み合わさって、だいたいこれくらいの成果が出るだろうという想定が60点くらいになります。
そしてたいていのことは、動いてみればそういう結果になります。
得るものもあれば、失うものもあるという結果です。
トータルで60点です。
人によっては80点も40点もあるでしょうが、とにかく０点はありえないということです。
でも、０点を恐れて動かないかぎり、得るものはありません。
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だからむしろ、考え方として大切なのは、60点という想定を少しでもアップさせるために対策を練ることです。
不安なことがあったらそれを１つずつ塗りつぶして、１点でも２点でもいいから安心材料に変えていくということです。
起こりうる結果について、わたしたちはともすれば、最悪の結果と最良の結果だけを想定してしまいます。
すると、「そんなにうまくいくはずがない」と考えることで不安に負けてしまいます。
残るは最悪の結果だけになるからです。
でも現実は違うということです。
思い切って踏み出せば、踏み出したなりの何かしらの結果が生まれます。
それは幸運ではないかもしれませんが、幸運の始まりとなる可能性がきわめて高いと考えてください。
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60点主義・・・まさに私の考えです。
私のような人間はこうでも考えないと、足がすくんで前へ踏み出せないからです。
まずは動き出す。
それによって様々なことが解決するし、逆に様々な問題が巻き起こる。
それでも、事態は前進していきます。
常に怖いという感情が私の心を支配するのですが、「60」という数字を盾に前へ進みたいと思います。
Posted by kanzaki at 2021年11月10日 06:48