2022年01月09日

ネガティブな気持ちに気づいたら、どちらかの手につけた腕時計をもう片方の手に移動する

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●『会社では教えてもらえない 集中力がある人のストレス管理のキホン 【会社では教えてもらえないシリーズ】』(川野 泰周 著)より


【「あえて関係ない行動」をとる】


自分は今、イライラしている、疲れている、怒っている、そういうネガティブな気持ちに気づくことが、自分に対するケアの始まりです。
これを「セルフ・コンパッション」と言います。


セルフ・コンパッションとは、自分を労る心、自分を大切にする心の在りようのことを指します。
肌のケアをすると、ささくれが治るのと同じように、自分の心や体のケアに時間を使うと、自分だけでなく他者に対しても思いやりの念がわいてきて、他の人の存在を受容できるようになっていきます。


ネガティブな気持ちに気づいたら、あえて関係ない行動をとると、気持ちの切り替えができます。
私がよくやる簡単な行動は「インターベンション・ブレスレット」という手法です。


どちらかの手につけた腕時計(髪留めやリストバンドなどでもOK)をもう片方の手に移動するだけ。


「今、自分を責めているな」と感じたら左から右に移す。
そのあとは普通に生活する。
その問題が解決してもいいし、解決できなくてもいい。
また嫌な気持ちがわきあがってきたら反対側に移す。
これを繰り返します。


これは自責の念にかられたときに、とくに効果的です。
私はダメだな、と思ったときにブレスレットを反対側につけてみると、ダメだな、と思っているという事実に気づき、ストレスがどんどん軽減していきます。
気持ちに気づくだけで、その気持ちは軽減するものなのです。


※※※※


仕事で精神が追い詰められると、出来ることも出来なくなります。
イライラします。
反対に、恐怖で震えることもあります。


ストレスが発生した時、上記のような手段をいくつも持っておいた方が良いのかなあと思いました。


ストレスの発生源が他人や外部だった場合、なかなか冷静になって状況を見極めるのは困難になります。
まずは気持ちの切り替えをするための「儀式」を行う。
どうやら、まずはストレスが発生していることを自覚する行為を行って、冷静に物事を見るように体制を整えるのが先決のようです。


どうも最近、ストレスの掛かり方が異常過ぎて参っています。
少しでも軽減するため、実践してみようと思います。


・・・そういや、腕時計をしない日の方が多かった。どうしよう。
Posted by kanzaki at 2022年01月09日 19:50